排煙窓オペレーター交換施工!排煙設備の解説あり

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こんにちは!

昨日は冷たい雨が降る一日でしたね。この季節の雨は傘を持つ手が凍えてしまってより寒くなるので手袋が手放せません。

そしてこの季節は火災が特に多くなる季節でもあります。空気は乾燥しているし、暖房の使用も増えるためです。使用には気を付けたいものです!

もし火災が発生してしまったら皆さんはどうしますか?
消火器で消火を試みる、窓を開ける、逃げるなど選択肢はたくさんありますが、まずは逃げることを第一に考えてください。その際は、煙を吸い込まないように身を低くして、余裕があれば窓を開けて、周囲の人に「火事だー!」と伝えながら逃げてくださいね!

さて、今回ご紹介させていただくのは、そんな火災にまつわる工事事例で、排煙窓のオペレーター交換工事の事例です。そもそも排煙窓とはなにか?必要なのか?という疑問にお答えし、更に工事の様子を写真付きでご紹介しています。ぜひ最後までご覧ください!

◎目次なぜ工事に至ったか?排煙窓とは排煙窓オペレーターの交換

◆なぜ工事に至ったか?

工事を行ったのは、東京都豊島区にあるコンビニ・事務所・共同住宅の複合用途のマンションの、1階テナント部分の排煙窓です。

弊社のお客様より、「長年借りられていたテナントが退去したため、新しいテナントが入居する前に内装復旧や不具合のある設備を改修したい。」との事でご依頼をいただきました。
調査の結果、今回は排煙窓のオペレーターに不具合がありましたので、改修をさせていただくことになりました。

◆排煙窓とは

そもそも排煙窓とは?
排煙設備の一種で、火災が起きた時に煙がオフィス内や通路に充満するのを防ぐため、建築基準法で設置・維持保全・検査・報告が定められている窓です。
設置が必要な建物は、床面積500㎡を超える特殊建築物、もしくは床面積500㎡を超える3階建て以上の建築物の場合です。
また、建物の用途、大きさにより検査及び行政への検査報告が必要になります。

排煙方式は自然排煙と機械排煙の2種類あります。

【自然排煙設備】

煙が自然に上へと立ち昇る性質を利用し、室内の天井付近に設けた開口部(窓)によって煙を排出する方式。

【機械排煙設備】

排煙機器をつかって、ダクトを通して屋外に煙を排出する方式です。

今回工事した物件は自然排煙設備の物件でした。

◆排煙窓オペレーターの交換

~工事当日~

まずは既存のワイヤーを切断、オペレーターを撤去していきます。
既存のオペレーターはハンドルもなく押ボタンが固着し全く反応しません。これでは万が一の際窓を開放することができませんね。

既存のワイヤーが撤去できたら、新規ワイヤーを設置していきます。
ワイヤーを窓に設置することができたら、今度はワイヤーをオペレーターに繋げていきます。

ワイヤーをオペレーターに取り付けることができたら、次にハンドルを取り付けます。

最後に動作確認を数回行い正常に作動することを確認して作業完了です。

作業は1時間程で終了です。

このタイプのオペレーターの使い方はいたってシンプルで、オペレーターの 【押】と書かれたボタンを押すだけです。

戻す時はハンドルをひたすら回すのみです!!排煙窓が完全に閉まりきるまで回し続けます。

視覚的にも分かりやすいので、火災が起きた時の為にも覚えておくといいかも知れません。
共同住宅ではまず見ることはありませんが、事務所や店舗などには恐らく設置されていると思いますので、ぜひチェックしてみてください!

今回工事した排煙設備は、設置が義務付けられていることには意味があります。有事の際に正常に機能しないと意味がありませんので、定期的な点検が大切です。

アメニティ・プラスでは排煙設備をはじめ、その他の建築設備、消防設備、給排水設備の改修も行っております。
工事のみではなく、点検、調査など様々な事案に対応しておりますので、ぜひお気軽にお問合せください。
皆様からのご連絡お待ちしております。

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1 のコメント

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