◇配管更新工事◇バルブが閉まらない給水管の工法はこれ!

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こんにちは!

寒さが一段と増してきましたね。氷点下まで下がると配管は凍結してしまいますが、そうならないために配管には保温材を被覆して凍結しないようにします。

また、保温は凍結防止だけではなく給水給湯の温度変化を減らす・温度差による結露の防止・多少ですが外部からの衝撃吸収などの効果もあります。ぜひ覚えておいてください!

さて今回ご紹介させていただくのは、横浜市鶴見区のマンションの受水槽メーターから受水槽入水までの給水管の部分更新です。

◆かなりの量が漏れてきています!!!

不動産管理会社様より「地中埋設部で水が漏れている」とのご相談があり、早速お伺いさせていただきました。
すると、、、

確かに大量に水漏れが発生しております。
かなりの量の水漏れです。多すぎて本当に漏水か疑うレベルです。

よく位置を確認していくと、どうやら受水槽の水道メーターから受水槽入水までの給水管の埋設部で漏れており、近くの雨水枡の隙間から出てきているような状態です。

管理会社様にヒアリングすると、半年前ぐらい前に同じ受水槽メーターから受水槽入水までの埋設の給水管が漏れて対応したことがあるというお話でした。

そのことから当社としましては、1度過去に漏れており、2度目も漏れている状態の為、受水槽メーターから受水槽入水までの給水管の全更新(斫り、掘削、タイル復旧の費用をなるべく抑えるため既設埋設を残し、なるべく露出で引き直す)をお勧めしました。

しかし、オーナー様の予算の都合上、なるべく費用を抑えたいとのご希望で部分更新(漏水箇所から追っていき、最小限の工事を目指す)をすることになりました。

◆方向性が決まったのでまずは調査へ

後日、工事の方向性が決まったので、まずは漏水箇所を特定するために調査を行います。

まずメーターバルブを閉めます。

現地調査の時点で分かっていましたが、バルブが完全に閉まり切りません。何度も開け閉めしながら、閉めようとしますが、少し閉まりますが、完全に閉まりません。

試行錯誤しながらなんとかならないか試していると、同時並行して斫り作業してた箇所がすごいことに。

滝というか池?というかプールというか。とにかくそんな状態です。

今回は事前の現地調査でバルブが閉まらないことが分かっていたので、配管の凍結作業をする想定で準備をしていました。予定通り凍結作業を進めていきます。

凍結を行う前に、水が流れていると凍結できない為、メーターバルブを壊しながら完全に閉止させます。

水が止まったことを確認し、メーターバルブより1次側にジャケットを取り付け、凍結させます。

十分に凍結させることができたら、既存メーターバルブを新しいものに交換します。

これで完全に止水できる為、漏水箇所を気にせず、どんどん斫り、掘削作業を進められます。

そうして斫り作業を進めていくと、配管の状態がだんだんわかるようになってきました。

露出した配管を見ると、どうみても直線ではありませんね。

残念ながら腐食によりライニング鋼管が細くなっております。試しに少しバルブを開けてみると・・・?

水が噴き出してきました。
配管が裂けていることがよくわかります。

※トラブル発生

配管を繋ぎ替えることができる場所を探しながらさらに斫り、掘削を進めていきます。が、トラブル発生。

まさかですが、給水管が隣の敷地へ飛び込んで行っています。

ここから先は隣地の所有になりますので、さすがにこれ以上は給水管を追えない&この腐食状況では部分更新はできないことを管理会社様に報告します。

管理会社様と協議し、通水開始時間までに作業を全更新に切り替えることはできない為、とりあず手持ちの材料で通水開始時間までに配管を仮設し、仮復旧を目指すことに。

四苦八苦しながらなんとか通水開始時間までに仮設配管し、仮復旧するところまで施工することができました。

この日はこれにて作業終了となります。

さらに後日、既設の受水槽メーターから受水槽入水までの給水管を全て更新し、作業を完了しました。

今回の物件は特殊なケースでしたが最後まで無事に施工することができてよかったと思います。

給排水でお困りの方は是非アメニティ・プラスまで!
皆様からのご連絡お待ちしております。

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3 のコメント

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