漏水量300,000リットル!?電気癒着による給水埋設管工事!

アメニティ・プラス

こんにちは!

だんだんと涼しい日も増えてきましたね!キンモクセイの香りがいい感じです。

さて、今回ご紹介するのは、練馬区のマンションにて受水槽系統 埋設給水管更新工事を行わさせて頂きました現場となります。
お客様からのご相談内容としては、
【水道局検針時に親メーターと各戸メーターの合計に差異があり漏水している可能性がある】
という内容でした。
弊社にて水道局へ問合せを行ったところ、2か月ごとの検針にて【300㎥】の漏水を確認したとの事でした・・・・・・。
300㎥???立方で言われるとよくわかりませんね!

1㎥=1000リットル

つまり、300㎥=300,000Lと言う事になります・・・・・・・・・。2か月で漏れる量としてはとんでもない量です。
ちなみに㎥は漢字だと立米(りゅうべい)といいます。

取り急ぎ現地へ伺い、受水槽側のバルブを閉めましたが、水道メーター内のコマは回り続けています・・・・。漏水している可能性が高そうです。
直ちに、受水槽系統に耐圧試験調査のご提案をお客様へ行い、漏水調査をを実施いたしました。調査の結果、受水槽系統に漏水所見を確認しましたので更新工事のご提案を行いました。

そこで、更新に際して【どの配管で更新を行うか?】のご提案をお客様と協議しました。
お客様からのご要望と協議の主な内容は次の通りです。

  • 既設の給水管はVPパイプと一部が鉄管であったため、今回の更新工事のパイプは錆びない物が良い。
  • 既存の給水ルートのアスファルトが陥没しているような箇所もあったため、地盤沈下や耐震性能に優れたものが良い。
  • 将来的に直結給水も検討しているが、予算の都合上安い=すぐ壊れる配管では困る。

他にもお客様より色々なご要望を頂きまして、協議を重ねました結果・・・・。
今回は【給水用高密度ポリエチレン管】にて施工を行う運びとなりました。
積水化学さんの、建物配管用耐震型高性能ポリエチレン管 【エスロハイパーAW】です。

◆ポリエチレン管とは?

ポリエチレン管って何?っていう話だと思いますので簡単にご説明させていただきます。

・ポリエチレン素材は優れた耐候性や耐薬品性を有した配管種です。
※腐食性土壌や塩害地域でも腐食の心配がありません
・その優れた物性は変化する事が無いのが特徴です。
※錆びることのない高性能ポリエチレンですので赤水の心配がありません。

管と継手の接合には有機溶剤(塩ビのり)を用いた接着材での接合ではなく、電気融着(エレクトロフュージョン)接合を用います。
ポリエチレン管継手内に埋め込まれた電熱線に電流を流すことにより、管表面と継手内面を同時に溶かして融着・接合します。溶けた樹脂は体積が増加し
界面に圧力が生じて管と継手は融着され、完全に一体化します。(配管と継手が一体化します)
塩ビ(VP管・HIVP管)はのり接合・鉄管の多くはネジ接合にて管と継手を接合します。

埋設給水管の新規ルートを掘削工事にて作成し、ポリエチレン管を埋設して行きます。

配管と継手を電気融着にて接合していきます。
配管工事はあっという間に終了!
あとは埋戻し・埋め戻した箇所の路面復旧を行いまして工事完了となります。

埋設給水管は建物駐輪場・バイク置場への通路上でした。
そこから2ケ月で300,000Lという水量が漏水している。という現場でしたので地盤沈下等の懸念もありました。
万が一、地盤沈下事故等が発生してしまったら、大事になってしまったと思います。
人命に関わる重大な事故が発生する前に、更新工事が無事に終わり安心しました。
今後は安心して、この通路を通ることが出来ます。本当に良かったです。

株式会社アメニティ・プラスでは、お客様のご要望をしっかりとお伺いさせて頂きます。
そこからご提案出来る施工方法・内容をしっかりと精査を行い、【費用対効果】という事を大事にしています。
お金をかければ、基本的には間違いない施工ができるかと思います。しかし費用(予算)は無限には出て来ません。
建物をどのように運用して行くか?あと5年で取り壊しの建物に大きな予算をかけて改修工事をしても意味がありません。
それなら【今壊れている箇所のみを更新する】という選択肢もあると思います。
まず、ご相談を下さい!年間大小合わせて様々な給排水設備緊急対応をおこなっている弊社だからこそ【真面目なご提案】が出来るかもしれません。

お問合せのみでも大歓迎です!!!現地調査は原則無料にてお伺いさせて頂きます。
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
次回もお楽しみに!!!

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