作業前後写真あり!『温水高圧洗浄機』を使った排水管の詰まり除去!

アメニティ・プラス

こんにちは!

早いものでもうすぐ1月も終わりますね。つい最近新年の抱負を掲げましたが、なかなか実行できてないような気がします。

過去を悔やんでも仕方ないので、気を取り直して今日からまた頑張っていきたいと思います。

さて、今回ご紹介させていただくのは弊社でも自社にて作業を行わせていただいております【排水管高圧洗浄】のお話です。排水詰まりの原因調査から、【温水高圧洗浄機】の効果をご紹介しておりますので、ぜひ最後までご覧ください!

◎目次調査、排水管高圧洗浄を行うことになった経緯内視鏡カメラを使った排水管の調査温水による高圧洗浄を実施温水効果はあったのか

◆調査、排水管高圧洗浄を行うことになった経緯

場所は東京都江戸川区のマンションの一室でした。
昨年建物全体で排水管清掃作業を行ったそうですが、高圧洗浄作業中に今回お伺いした部屋より下の部屋で階下漏水事故が発生してしまったため、作業が中止となってしまったそう。
どうやら、高圧洗浄により排水管下流側に汚れが大量に詰まってしまった事が事故の原因だった様です。

さらに今回お伺いしたお部屋は、そのまま未実施となってしまっており、最近かなりの頻度で排水不良が続いているため調査して欲しいとの依頼を、管理会社様より受けて現地へお伺いすることになりました。

早速現地へ赴きます。
この時はあれほど詰まっているとは知らずに・・・。

 

◆内視鏡カメラを使った排水管の調査

現地到着後、準備を済ませて内視鏡カメラを排水管内へ入れて調査を始めます。

すると、中がとんでもないことになっていました・・・。
全体的に配管内の汚れは蓄積しているなぁ・・・・と、思いつつカメラを進めて行きます。
0.8m位までは、まぁまぁ何処のマンションでも良く見るレベルの汚れ具合でしたが・・・進めて行き1.9m位から
【あれ?】と思い始め、2.1mの頃には【ヤバイ】に変わっていました・・・。


そして、2.3m~内視鏡カメラが排水管内に溜まった排水で【水没】し始めて3.2mに到達した時、【完全に水没】してしまいました。


4mまで頑張って内視鏡カメラを進めましたが、恐らく配管内の【油塊】にぶつかり進みません。

排水不良の原因は、コイツです。建物も築年30年オーバー位と聞いており、この部屋の排水管は1階下のお部屋の天井裏にあります。



この様な排水管の構成を、私たちは【天井配管】と呼んでいます。(呼び方はいろいろ?あるみたいです)
強固な油塊が今回の対戦相手となりました。コイツをやっつけるには骨が折れそうです。

原因と大体の詰まりの位置も判明したため、いつものように高圧洗浄に移りますが、今回はいつもとは違います・・・!

 

◆ 温水による高圧洗浄を実施

実は、今回は事前にお客様より情報を複数頂いておりました。その中に、過去に何度か詰まりがあったが【油が原因】だったという情報がありました。もちろん、それを聞き逃す訳がありません!!

いつもの高圧洗浄機は去ることながら、今回は強力な助っ人として高圧洗浄機メーカーさんからデモ依頼を何度も受けていた【温水ボイラー】を持ってきました!
この機材を使えば、高圧洗浄を【お湯】で行う事が出来ます!要するに【温水高圧洗浄】です!!


今までは高い水圧で汚れを叩き落す!が主流でした。
しかし近年、建物の経年劣化に伴い、高い水圧で排水管を叩く事は配管の破損等が起きるリスクがありました。
そうなった場合はすぐに復旧するのが難しく、その建物に住む方にも排水が使えなくなるなどのご迷惑をおかけしてしまうことになってしまいます。
このようなリスクを抱えての作業になるため、弊社でも古い建物の詰り対応は正直、怖い部分がありました。

そこで登場するのがこの 【温水高圧洗浄機】 です。
高圧で汚れを叩き落とすのではなく、お湯により汚れを融かしながら落としていくため、配管破損のリスクを抑えることができるのです!

早速、温水高圧洗浄作業を開始します!

通常の配水管の耐熱温度の60度を超えない様に、温度は45度にて設定して作業します。


さて!どれ程の効果が出るのでしょうか??【効果が出る=お客様も喜ぶ】ですので、効果が出てくれないと・・・・困ります。

◆温水効果はあったのか

温水高圧洗浄を終えて再度、内視鏡カメラにて排水管内を見てみます・・・。緊張の瞬間です!!

綺麗になっている!!良かった!

温水高圧洗浄の効果の見本となる様な結果がでました!
問題は【油塊】にぶつかった4m付近です・・・。
このまま内視鏡カメラを入れていき、問題の場所まで進めていきます。

 

【油塊】が無くなっています!
4m付近の排水管もスッキリしました。更にその先7.5m付近の継手の先である排水タテ管までしっかりと確認を行い
作業完了です!これで安心してキッチンが流せますね!!

しかし、4m付近をよく見ると排水管内に滞留(排水が配管内に溜まってしまう現象)が若干起きています。配管の傾斜(勾配)が悪いか、配管が若干歪んで(たわむ)いるの可能性があります。

【キッチンでは必ず、40度のお湯で洗い物しているから油は詰らないでしょ!?】と、お客様よりご意見を頂く事が御座います・・・。

マンションのトイレ以外の、キッチン・洗面・風呂・洗濯等の【雑排水管】は最終的に1つとなっている場合がほとんどです。
キッチンで40度を流しながら、洗濯排水(水)も流れてしまいますと・・あっという間に排水管内の温度は下がります。
合わせて建物の構造によっては、お部屋の各排水口~排水タテ管に落ちるまでの排水管の長さが15mなんていう建物も存在しています。距離が長くなるほど当然温度も下がっていきますので、配管内で油が固まって詰まってしまうというわけですね。
また、この【たわみ】に油分を含んだ排水が溜まっていると、配管内の汚れを促進してしまいます。厄介な存在です。

お客様にはしっかり、上記の【現状】をご説明させて頂きました。お客様もご不安ですからね!!今後、改修工事を含めたご相談をさせていただく事となりました。

アメニティ・プラスでは排水詰りを解消した後の現状のご説明・改修工事のご提案も行います。
高圧洗浄で配管内の詰り・汚れはしっかり落とせます。しかし、詰りの原因が配管自体の経年等によるエラーな場合は再発を招きます。再発を防ぐ為にも改修工事等を行い、根本的な原因復旧のご提案をさせて頂きます。

もちろん、お金が掛かる事ですのでお客様にとって最適な方法を極力取れる様に努力させていただきます。
あと1~3年で取り壊しの建物に多額な費用をかけても、もったいないですよね?そういう場合、取り壊しまでの間は定期的に高圧洗浄を実施する方が、費用的には安価であったりします。(配管の状態等によってはご提案出来ない場合も御座います)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。次回をお楽しみに!!

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1 のコメント

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