賃貸アパート 給水ポンプ交換工事

こんにちは!

徐々に暖かくなってきている今日この頃。皆さん花粉症は大丈夫でしょうか?
電車の中でもマスクをしている方が多く見受けられます。
しばらく辛い時期が続きますが、頑張って乗り越えていきましょう!

今回のご紹介するのは、東京都昭島市にある4階建ての賃貸アパートの貯水槽に設置してある給水ポンプユニット交換です。

1日目、入居者様から管理会社様に「水が出ない」と通報が入り、弊社が緊急で現地に向かいました。こちらのビルは1階に飲食店、2階にリラクゼーションが3階、4階は貸室という構成の物件でした。

現地に着くと、ポンプが動作していない状況で、ポンプを手動運転にして、2台あるポンプのどちらかを強制手動運転にするべく、レバーの切り替えをしました。1号機はすでに壊れている状態で、1号機では作動せず、2号機に切り替えを行ったところ、水はようやく出るようになりました。他の故障個所が無いか確認を行ったところ、貯水槽内のボールタップも故障しているのを発見したので、その場で交換工事も行いました。
こちらの写真はボールタップの故障でオーバーフロー管から水が出続けているところです。

建物内に飲食店も入っているので、いつまた断水が起こるかヒヤヒヤ状態だった為、
後日、給水ポンプの交換工事に発展しました。

いざ、工事当日になり、1週間は2号機で手動運転で動かしていた状態でしたので、恐る恐る給水ポンプユニットを見ると、

2号機が最後の力を振り絞って、辛うじて動いておりました。

長きにわたり、この建物の給水を支えてきたこちらの給水ポンプユニット。本当によく頑張ってくれたと思います。

工事当日は、そんなセンチメンタルな気分にも浸りつつ、新しい給水ポンプユニットに変える工事のスタートです!

まず初めに既存のユニットは撤去をするところからです。

金属を切るときはかなり騒音が出ます。倉庫内作業なので騒音が反響し、しばらくは耳がキーンとしましたが、

無事に撤去作業が終了いたしました。

こちらが今回使用する部材・給水ユニットです!

先ほどまでサビがかっていたものばかりを見ていたので、ピカピカな部材を見ると、気持ちが良いです!

新しい給水ユニットを設置しました。かなりの重量です。

給水ユニットの1号機と2号機の取り付け完了!
次に各お部屋に水を送る給水管を取り付け、地面に固定していきます。

電気系統を接続し、9割程工程が終了いたしました。

給水開始するときは、どうしても給水管の中にエアーが入ってしまいます。
エアー抜きをするため、空いているお部屋の蛇口をひねってエアー抜き作業をします。

給水管にエアーが入ると空気が入り、水が出なくなってしまいます。

下の画像はわかりにくいのですが、蛇口をひねると最初は茶色い水がでてきて、その後白く濁った水がでてきました。
茶色い水はサビが混ざった水で白い水は何か?というと、水の中にとても細かい空気が入っていて白く見えています。

その後、10分ほど水を出してサビ抜きとエアー抜きを完了しました。

交換工事完了後、貯水タンクからお部屋まで問題なく水を送る確認ができました。よかったです。

最後に給水管等に防腐材を塗り、保温材を巻き交換工事が無事に完了しました。

 

今日から給水が止まる不安はなくなり、入居者様が心して水を使用することができます。
長年使用しているとどんなものでも必ず故障や不具合がでてきます。
一般的には給水ポンプの寿命は10年から15年と言われております。

水は生活に必要不可欠なもので、止まってしまうと大問題になってしまいます。
そうならないためにも設備は定期的に点検し、早めに異変に気づいて対応していきたいですね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

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