漏水の原因は”真上”とは限りません!!!

アメニティ・プラス

こんにちは!

6月に入りましたね。少し前までは梅雨といえば6月というイメージでしたが、近年時期がずれて7月に入ってきていますね。
雨はある意味稼ぎ時ですが、いつまでたっても好きになれません・・・。

さて今回は、緊急漏水対応の事案ですが、様々な緊急対応を行っている担当者も衝撃を受けた緊急対応事案となります。
衝撃的な画像が多いと思いますが、漏水の怖さを実感するにはとても良い事案となりました。

なお、写真には、一部加工を施しております。見にくいかも知れませんが、ご容赦頂けますと幸いです。

◎目次下は濡れているのに上は乾いている?漏水を確実なものにするためにこれで終わり・・・?

◆下は濡れているのに上は乾いている?

神奈川県厚木市のマンションの管理会社様より、緊急対応のご相談がありました。
【PS(パイプスペース)から水が出ているので対応して欲しい。】という内容でした。

急いで現地へ急行します。PS内にて水道メーター周りの給水管等が漏れているだけなのか?だといいなぁ・・・と思いながら現地へ急ぎます。

現地到着して直ぐに異変に気付きました!PS前の床がびしょ濡れ・・・・・・。これは?かなりの水量が漏れていそうです。
PS扉を開けて、水道メーター周辺をメインにPS内をくまなく確認していた所に上から水が垂れてきて、頭が濡れました。
その瞬間、【ここが原因じゃない】という確信に変わりました。
ちなみに、ここは1階なので、2階へ急行します!!

2階に到着し、上から水が垂れてきたPSの直上のPSを確認しましたが、水気がありません。
PS内の床面も明らかに乾いています。でも、その下のPS内天井からは水が大量に落ちて来ています。
あれ?おかしいな・・・。この水は何処から来ているんだ?と普通は思いますよね?

慌てて2階対象PSのお部屋のインターホンを鳴らします!ご不在の様です。
非常事態の為、ドアもノックします!誰か居ませんか!?とお声かけしましたが、やはりご不在でした。

水道メーターのバルブ(仕切弁)をしめて15秒待機します。そしてバルブを開けます!
物凄い勢いで回りだす、メーター内の計量コマ・・・・・あぁ・・やっぱりです。

そうなんです。ここじゃないんです・・・。PS内漏水ではないんです・・・。
皆さま、お気づきになりましたでしょうか?

2階のお部屋内で漏水している可能性が高いんです!!直ちにお客様へ報告を行います。
それと同時に入居者様へ連絡を取って欲しい。とお願いをしました。被害拡大を防ぐ為です。
入居者様と連絡が取れました!お部屋の中でお休みになられていました。申し訳ございません・・・。
入居者様に許可を頂きまして、直ちに給水・給湯配管へ漏水確認の為【配管耐圧試験】を行います。

◆漏水を確実なものにするために

まずは、給水から耐圧試験を開始します!耐圧試験用の【テストポンプ】を使用致します。
耐圧試験を簡単にご説明しますと、配管内に圧力を加える事により、配管に穴等が開いていれば、圧力が下がります。
水栓器具などの経年劣化により加えた圧力が抜けてしまうケースもあったりしますので、この調査だけで必ず
漏水しています!とは言えませんが、ある程度の目安にはなります。漏水調査を幾度も経験しますとこの圧力の下がり方だけで、漏水してるっぽいな?と【感じる】事も出来る様になります。
要するに圧力の下がり方を見ています。

本題に戻ります。給水は加えた圧力の低下が見受けられませんでした。給水系統の漏水は無さそうです。
続いて給湯系統に耐圧試験を実施致します。

給湯系統に耐圧試験を実施しました。加えた圧力がみるみるうちに下がっていきます・・・。
給湯系統に漏水所見を確認しました!!さて、どこで漏れているんでしょうか?それはわかりません。
現地図面もありませんし、初めてお伺いしたマンションです。さぁ、どうしよう・・・。
こういう時こそ、幾度の漏水緊急対応を行って来た【ノウハウ】を試される時でもあります。

デジタル式音聴器(棒を当てた箇所の音を増幅して聴ける機器)を使用して漏水箇所から出ている
流水音を聞いています。給湯配管は銅管でした。この配管の漏水原因の多くはピンホールです。
【ピンホール】と言うのは、経年劣化などが原因で銅管に開く小さな穴のことです。
この穴から水がピューピュー出ています。それが流水音=音の発生源=漏水箇所となる訳です!!
今回はベランダに設置されております、給湯器の給湯配管がお部屋に入り込む箇所の流水音が大きい事が分かりました。
お客様にご報告を行い、給湯配管があるであろう箇所の内装開口の許可を頂きました!

給湯器が設置されておりますベランダの真裏、お部屋内の壁・床を開口しました。
その瞬間、シュー!シュー!!と音がしています・・・あぁ・・ここだ。ここで間違いないです。
音がしている場所を必死で広げて確認します。

なんとか、漏水している給湯管を部分撤去致しました。大変だった・・・。
先程、ご説明しました【ピンホール】が開いています。見つかって良かったです。
漏水箇所を部分的に交換し、通水確認・お湯が正常に出ているか?の確認も行いまして対応完了とします。

◆これで終わり・・・?

この後、開口箇所の仮復旧も行いました。本日はこれにて緊急対応は完了とします!遅くまでおつかれさまでした!
居住者様も遅い時間までのご対応となってしまいましたが、ご協力ありがとうございました!

株式会社アメニティ・プラスでは、漏水の緊急対応を行っており・・・・・・・

と、いつもはこうなるんですが今回は違いました。この後、お客様から【下の階の確認をして欲しい】との要望を頂き下の階のお部屋内の確認に伺いました・・・・どうやら空室の様です。現地にキーボックスがあると事。
番号を教えて頂きまして、お部屋内の確認を行いました。

お部屋内の写真ですので、多くは載せられませんが・・・とにかく大変な事になっていました!
天井ボードは落ち、天井・壁のクロスも剥がれ箇所多数・・・ブレーカーもびしょ濡れでした。
床のフローリングは完全に下地まで濡れています・・・・。これはひどいですね。
空室で無ければ、もっと早く被害に気付けたのかもしれません・・・部屋内は全滅状態でした。
内装復旧の御見積依頼も頂きましたので、ご対応させて頂きます!

株式会社アメニティ・プラスでは、今回の様な漏水緊急対応を得意分野としております。
水周りの緊急事態は待ったなし!です。弊社では【即日復旧】をモットーに日々ご対応させて頂いております。
給排水のトラブルはアメニティ・プラスまでご相談ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

◎関連する記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です