アメニティ・プラス
こんにちは!
このところだいぶ涼しくなりましたね!過ごしやすくてうれしい限りです。
でもやはり台風が増えてきましたね。関東まで到達しないことを祈ります。
雨による漏水・漏電が不安な方は、本格的な台風の季節になる前に早めに対処してしまいましょう!
◆天井から漏水
さて、今回ご紹介させていただくのは、東京都世田谷区にある共同住宅での漏水調査です。
大雨の日にとある居室の1部屋の天井より漏水し、管理会社様とも相談の上、別日に漏水調査することになりました。
調査当日被害宅へ訪問すると・・・
大雨当日に漏水対策シートによる1次対応で逃がしをとった時のままの状況でした。
入居者様にヒアリングすると当日はこちらのペットボトル半分ぐらいまで落水などしたが、それ以降は落水していないとのことでした。現在、漏水は止まっている様子でした。
そのことを踏まえて、上階のお部屋に訪問し調査を開始します。
◆給水・給湯管に圧力試験を実施
まずは、先ほどの階下の入居者様のヒアリングから可能性は低いですが、給水管、給湯管の圧力試験を行います。
確実に可能性をつぶしていくためです。
0.4MPaまで圧力をかけ、圧力低下しないか経過を観察します。
ゲージは0.4MPaから変わらず。
圧力の低下は見受けられませんでした。
よってこのことから、給水・給湯管に水漏れは問題ないと判断します。
◆蛍光漏洩試験薬を用いて調査を続けます
当時の状況で大雨が降っていたので、ベランダにて蛍光漏洩試験薬による漏水調査を実施することにしました。
・蛍光漏洩試験薬とは?
漏水調査をするときに用いる薬剤で、見た目はただの液体ですが、ブラックライトを当てると下の写真のように青白く反応します。そのため、漏水が疑われる場所へ撒き、漏水場所でもブラックライトに反応する水が出てくれば、漏水場所を特定することができる、というわけです。
実際に使用するとこんな感じです。
蛍光漏洩試験薬を希釈し、ベランダに撒きます。
しばらくすると階下で落水が始まりました。
蛍光漏洩試験薬の反応もばっちり出てます。
これにより、今回の漏水原因がベランダの防水だと判明しました。
ぱっと見て配管のラッキングと壁の取り合いのシールが切れており、水が入りそうだったので簡易補修し、終了です。
今回は簡易補修を現地で実施しましたが、あくまでも応急処置であり、止水される保証はないため、管理会社様にはベランダのきちんとした防水作業を後日することを推奨しております。
アメニティ・プラスではこの様な漏水調査調査・相談を承っております。
是非遠慮なくご連絡・ご相談ください。
最後までご覧いただきありがとうございました!
次回をお楽しみに!
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