起動頻度異常を解消!加圧給水ポンプユニットのオーバーホールと部品交換

アメニティ・プラス

こんにちは!

8月も終わって早いもので9月に入りましたね!毎年9月になると夏も終わりだなという気がしますが、まだまだ残暑が厳しいです。

秋だからと言っても十分気を付けて外出するようにしましょう!

さて今回は、東京都江戸川区にあるマンションの給水ポンプユニットの分解整備(オーバーホール)と部品交換をご紹介させていただきます。

このマンションは10階建て約50世帯のマンションで、7~8年前に給水ポンプユニットを交換したとのことですが、少し前よりポンプ起動頻度異常のエラーが多発しまっているというご相談をいただき、すぐに調査をしました。調査の結果、ポンプ内部のOリングなどの部品の摩耗が激しいと判断し、まだ7~8年とポンプユニット自体は比較的に使える状況でしたので、ユニット全体の更新ではなく、ポンプの分解整備(オーバーホール)と部品交換のご提案を差し上げましたところ、工事をさせていただける事になりました。

それでは、ポンプユニットの分解整備(オーバーホール)の手順をご紹介します。

NO.1ポンプから進めていきます。
まずはポンプを取り外します。

取り外したNo.1ポンプ

取り外したら洗浄を行います。
比較すると綺麗になっていることがよく分かりますね。

洗浄後、摩耗した部品を交換して再度組み立てていきます。

次にNo.1と同様に、NO.2ポンプを取り外し→洗浄→部品交換→組み立ての順序で進めていきます。

内部部品交換後、再度組み立てたNo.2ポンプ。

こちらは既存ポンプから取り外した旧部材です。
特にゴム部品の摩耗が激しく、そこから圧力が漏れ、水圧が定量まで上がらない状況が発生していたため、ポンプが起動を繰り返してしまい、起動頻度異常のエラーに発展していました。

交換後の旧部材

それでは部品の交換を行っていきます。

NO.1フロースイッチ交換

NO.2フロースイッチ交換

NO.1ポンプ逆止弁交換

NO.2ポンプ逆止弁交換

圧力センサー交換

圧力タンク交換

センサー類など旧部材

最後に通常試運転を行い、正常に動作する事を確認し、施工完了となりました。

施行完了後、問題となっていた起動頻度異常も解消し、安定した水の供給ができるようになりました。
オーナー様、管理会社様も一安心していらっしゃいました。

『水』は大切なライフラインです。供給ができなくなりますと、一大事となります。急に断水が発生して困る前に、日頃からのメンテナンス意識がとても大切です。

各部品の耐用年数は、右図の通りです。

一度ご自身のマンションで設置したポンプが何年経過しているか?など調べてみると、良いかもしれません。今回の様に、意外とポンプの内部は傷み進行しているものです。

耐用年数については過去にご紹介しておりますので、よろしければ参考にしてみてください。

ぜひ日頃からの予防保全の意識を持った管理をお勧め致します。何か分からないことがございましたら、アメニティ・プラスへお気軽にお問い合わせ下さい。

最後までご覧いただきありがとうございました!
また次回をお楽しみに!

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