アメニティ・プラス
こんにちは!
毎日暑いですね。この7月は猛暑日が7日を超えており、観測史上最多タイになるらしいです。
明日・明後日も猛暑日が予想されておりますので、史上最多の9日になるのが濃厚のようですね。
今年の梅雨は雨も少ないし、日本はどうなってしまうのでしょうね・・・。
さて、今回ご紹介させていただくのは東京都新宿区で起きました断水対応と改修工事となります。
◎目次 ・水が出ない主な原因この3つ ・原因の調査方法 ・交換工事をご発注いただきました
◆水が出ない主な原因はこの3つ
ある日この物件を管理する管理会社様より1部屋だけ水が出ないと連絡がありました。
このように1部屋だけ断水が起きる場合は、原因が複数考えられます。
- ただ単にこの部屋のPS内で水道バルブが閉まっていた
- ストレーナーに錆などの汚れが付着して水を遮ってしまっていた
- 減圧弁(配管内の水圧を調整するもの)で不具合をおこしていた
おおまかに分けてこの3点が原因の可能性として高い傾向がございます。
調査の結果、今回の事象は3番目の減圧弁の不具合による断水でした。
では現地での流れを追っていきましょう。
◆原因の調査方法
現地到着後にパイプスペース内の配管の状況・バルブの開閉を確認します。
確認すると、開閉状態には異常がありませんでした。
バルブは開ききっていて問題なく通水されるはずなのですが、居室内では水がほとんど出てきません。
一旦バルブを閉めてストレーナーを確認してみます。
ストレーナーは水道メーターや減圧弁などに付属している部品で、鉄製の配管で発生した錆などを蛇口から出ないようにせき止める役割を果たしています。当然錆などが溜まってしまうと水が流れなくなってしまいます。
このお部屋のストレーナーは多少汚れはありましたが、流れないほど汚れているわけではありませんでした。
次に水道メーター1次側の水圧とお部屋の水栓器具に来ている水圧を比べてみます。
1次側の水圧 ⇔ 居室内の水圧
メーターから居室内に行くまでの間で圧力が0に落ちてしまっているのが確認でき、この建物・お部屋で水圧にかかわる部分は減圧弁のみでしたので、今回の原因と判明しました。
ご入居者様と管理会社に説明し、減圧弁の交換をご提案してこの日は撤収しました。
◆交換工事をご発注いただきました
後日、パイプスペースの減圧弁と前後の配管の改修工事をご発注いただき、実際に工事を行いました。
前後の配管も改修するのは、既存のものを撤去する際に配管を切断したり、新設部材を取り付けるときに配管の取り合い部の調整が必要なためです。
まずは既設の配管と減圧弁を撤去していきます。
その後、新しく用意した減圧弁を設置していきます。切断した配管に合う様に配管を改修後、減圧弁を設置。
元通りに設置することができれば、お部屋内で通水確認を行います。問題なく水が出て、さらに水圧にも異常がないことが確認来ました。
最後に錆止めを塗布し、保温材を巻いて工事完了です。
アメニティ・プラスでは断水の原因調査・解明から改修・新設工事まで行っております。
何かあればお気軽にお問い合わせください。
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