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こんにちは!
最近ヘルパンギーナという病気が流行っているようですね。子供がかかりやすいみたいですが、大人が感染すると治るまで2~3週間かかるみたいです。
日頃から免疫を高めるように食事や運動など、健康には気を付けたいものですね!
さて、今回ご紹介させていただく案件は千葉県船橋市にある共同住宅で行った、漏水逃がし対応です。
逃がし対応とは、天井からの漏水に対し、一時的に水の受け皿を作って、別の場所へ道を作って逃がす対応です。すぐに工事ができない場合でも生活ができるようにすることができますので、是非最後までご覧ください!
◎目次 ・共用部が水びたし! ・専有部もびしょびしょ! ・逃がし対応に丸一日・・・
◆共用部が水びたし!
6月3日(土)の早朝、携帯電話が鳴り、朝早くからの連絡だったので、緊急の連絡という事がすぐに分かりました。
内容としては共同住宅の最上階から滝のような漏水が起きており、逃がしを取ってほしいとの事でした。
実は前日(6月2日)、台風の影響で大雨が降っていたので、建築漏水かなーとその線も考え、現場に向かいました。
現地に到着すると写真のように各廊下PS内から漏水しておりました。
これは最上階の写真です。
◆専有部もびしょびしょ!
また、下の写真は漏水の連絡があったお部屋です。
漏水跡が分かりやすいので、和室の写真を載せますが、全部屋同じような被害状況です。
ひどい状況ですね。
こちらの物件は何度か配管工事を施工させていただいており、天井部分には設備配管が通っていないことはわかっていたので、前日の大雨の影響からの建築漏水が濃厚です。
おそらく屋上の排水溝が目詰まりを起こし、大量の雨水が溜まり、通常なら水が入らない箇所にまで水量が達してしまい、そこから水が入り込んだのではないかと思われます。
そうなると、目詰まりしているであろう原因を解消しない限り、いくら逃がし作業をしてもイタチごっこになってしまいます。
逃がしをとっても意味がないこと、屋上の確認をさせてほしい旨を何度もお伝えしましたが、屋上は防水業者に対応してもらうので、とりあえず居住者のところに行き、逃がしだけ対応してほしいというご返答をいただきました。
想定以上の漏水量だったので、逃がしアイテムをホームセンターに買いに行き、現場に戻ってくると、またまた管理会社様から連絡があり、他の部屋(3部屋)でも漏水があるので確認後逃がし対応をしてほしいとの事でした。
他の部屋も確認しに。ちょっと多いですが、写真をご覧ください。※写真には入れてませんが、入居者様の中には部屋内で傘をさしていたのが衝撃的でした。
◆逃がし対応に丸一日・・・
…さっき買ってきた逃がしアイテムでは足らなそう…と思いながらも、一つ一つ地道に逃がしを取っていきます。
天井のクロスの中に水が大量に含んでいるので、クロスに穴をあけて水抜きします。
家電製品や私物が濡れないよう結構神経使います。
案の定、水抜きしても屋上に溜まった水が次から次へと出てきます。
これは意味があるのあろうか。という事は考えないようにして、何も考えずに逃がしを取りまくろう。
早く屋上の防水業者来てくれ~。と心底祈り、黙々と作業。
厄介なのが、天井がスラブにクロス直貼りしているので、テープもつかなければ、タッカーも使えない。
一人では激ムズ作業です。
作業終了間際、「ゴー」と騒音が鳴り響き、外に出てみると、屋上の防水業者様が到着し、屋上の目詰まりを解消し、屋上のプール状態になった雨水が一気に雨水管に流れ込んでいる音でした。
1時間程度騒音が鳴り響いてました。
21時過ぎにすべての逃がし作業を終えました。
事が起こったときは、なぜ起こったのか。原因は何が考えられるか。どうすれば解決に至るのか。
まずそこを考えて行動をしなければ余計な費用が掛かってしまいます。
判断に困ったときは色々な方の意見を聞くのも良いかと思います。
何かお困りごとがあればアメニティ・プラスまでご相談ください。
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