アメニティ・プラス
こんにちは!
今日は6月の最終日です。6月らしい大雨ですね。雨に濡れて寒いかと思えばすぐに上がって今度は蒸し暑くなりました。
熱中症も増えてくる時期ですので、体調を崩さないように気を付けて営業をしていきたいと思います。
さて、今回ご紹介させていただくのは、神奈川県平塚市にあるテナントビルの連結送水管一部更新工事のご紹介です。
連結送水管とは何なのか?なぜ更新が必要なのか?更新工事の様子をご紹介しておりますので、是非最後までご覧ください!
◎目次 ・耐圧試験で不備を発見 ・そもそも連結送水管ってなに? ・更新工事の実施
◆耐圧試験で不備を発見
最初は、管理会社様手配の別業者様が連結送水管耐圧試験を行った際に、埋設部より漏水していることが判明、
更新の見積書をもらったが金額が高いため、見積金額が適正か確認してほしいと言われたことから始まりました。
弊社でも現地に何度かお伺いし、提案書などを細かく作成したことでご依頼につながりました。
今回は、埋設部の配管を撤去しようとすると高額且つ時間がかかるため、埋設部はそのままとし、新しい配管を設置し既存の配管と接続することになりました。
◆そもそも連結送水管ってなに?
連結送水管と聞いても馴染みがないとなんのことか分からないですよね。
連結送水管とは、消防法における「消火活動上必要な施設」の一種で、消防隊が消火活動をするための設備の事です。7階以上の建物や、地下街などに設置され、地上階に送水口、各階に放水口があり、それぞれ配管で接続されています。
建物が高層に及ぶ場合や、地下街、横に広い建物の消火活動をする場合、消防車からの水圧では火災が発生している部分に放水をすることが難しいケースがあります。このケースに対応するため、連結送水管は、消防車→送水口→火災階の放水口→火元に放水、という消火活動を可能にしています。
連結送水管は設置後10年目以降3年ごとに耐圧試験を行うことが義務付けられており、この試験で圧力の低下が確認された場合、配管のどこかで漏水していることが分かります。この状態を放置すると、いざ消火活動を行おうとしたときに漏水場所から送水した水が漏れてしまい、放水口から必要な水圧で消火が出来なくなってしまうばかりか、最悪の場合関係のない場所の水損被害や配管の破断などという危険が発生してしまいます。
消防設備全般に言えることですが、万が一の際に設備が使用できないor十分に性能を発揮できないことを防ぐために改修をしなければならないのです。
◆更新工事の実施
まずは、現地養生をしていきます。続いて新しく配管を設置する場所の確認。
さらに撤去する配管を確認。
その後配管を途中まで切断し、下の埋設部には蓋を設置しふさぎます。
新しい配管を取り付けるため、旋盤加工していきます。
天井はスパンドレルというものになるため、穴をあける必要があり。
コア抜き(穴あけ)をして、吊りボルトを設置していきます。
切断部分から新しい配管を設置していき、最後に送水口も設置いたします。
消防の配管の色は赤または白のため、白に塗っていきます。
最後に漏れがないか、耐圧試験をしていきます。
耐圧にて漏れがないことを確認し、作業完了です。
アメティプラスではこのような大きい消防にかかわる工事も行っており、
引合・相見積・見積だけでも原則無料で対応いたしますので、何かお困りごとがございましたら遠慮なくお問い合わせください。
最後までご覧いただきありがとうございました!
次回をお楽しみに!
7階建てマンションです。築46年消防用送水管埋設部からの漏れ
埋設部は残し、新たに上部に配管設置する予定です。
概算見積もりお願いいたします。
松本 司様
コメントありがとうございます。
配管口径や改修する距離、本数などによって金額が変動するため、
点検報告書や現場のお写真などをいただけないでしょうか。
公式LINEでご連絡をいただければスムーズに対応することが可能です。
ご返信お待ちしております。