アメニティ・プラス
こんにちは!
昨日はすごい雨でしたね。各地で冠水や浸水が発生しており、特に東北地方、北陸地方で被害が出ているようです。
弊社でも共用部の照明とテレビがつかないという緊急のご依頼があり、調査した結果昨日の雨の拭き込みで漏電したことが原因と発覚しました。
こういった事象は事前の予防はなかなか難しいと思いますが、これからの季節は台風も増えてきますので、注意が必要ですね。
さて、今回ご紹介するのは渋谷区にあるテナントビルの汚水槽内の排水ポンプ交換工事です。
◆湧水槽室壁面から水が漏れてくる?
地下を借りられているテナント様から、「湧水槽のある部屋から水が漏れてきているので見てほしい」と連絡があり、現地を確認しました。すると、たしかに壁面から水が流入してきていました。
流入の原因を調査していくと、湧水槽の隣に汚水槽が隣接しており、汚水槽が満水状態になっていることがわかりました。どうやら汚水槽の水が湧水槽に流入してしまっているようです。
さらに汚水槽の満水になった原因を調査すると、排水ポンプが2台とも動作不良を起こして停止してしまっておりました。その為、排水ポンプ故障→汚水槽満水→隣接する湧水槽に水が流入→湧水槽から溢れた水がテナントの床に漏れてくるという事態になっていたようです。
壁面から水が漏れてきてしまうのも問題ですが、本来水に浸かる場所ではないので、水位を下げるために排水ポンプを交換します。
まずは既存で設置されている排水ポンプを撤去します。
逆止弁も相当古いので併せて撤去して交換していきます。
撤去した排水ポンプをご覧頂いたらわかる通りかなり、古いことがわかります。
こちらを新しい排水ポンプに交換していきます。
新しい排水ポンプに交換致しました。
結線部分にスコッチキャストを使用しています。
スコッチキャストは低圧電線防湿用パック樹脂で、結線部分をレジンで覆い固める事で、絶縁性・防湿性を高めることができます。
施工後の絶縁抵抗値も正常で動作確認も問題なく、安心して排水ができるようになりました。
調査から交換まで迅速に動くことができたので、被害が広がらずに済みました。
このような水廻りのトラブルや建物設備でお悩みごとございましたら、ぜひアメニティ・プラスまでお問い合わせください。