さて、今回ご紹介させて頂きますのは、神奈川県相模原市のマンションにて行いました【加圧給水ユニット総合整備】です。

◆ポンプから水漏れを確認

この物件は弊社にて貯水槽清掃作業を行わせていただいているのですが、その際に弊社の作業員より『恐らく【メカニカルシール】が経年によりエラーを起こしてしまい、ポンプより水漏れを起こしている可能性が高い』との報告を受けました。

お客様へご報告を行い、設置年数などを鑑みて【総合整備】の御見積をご提出することに。
そして翌日、お客様よりご発注をいただきましたので、後日作業を実施いたしました。

現場で発見した異常を即座にご報告させて頂く・・・・・ここが、自社にて貯水槽清掃作業を行っている強みでもあります！

◆メカニカルシールってなに？

メカニカルシールとは、ポンプ軸封部からの漏れや、異物混入を機械的に防ぐ大切な部品のひとつです。ポンプの軸がケーシングに貫通する軸封部に装着されます。
メカニカルシールがなければ、ポンプ内の液体は大量に漏れます。代表的なポンプの軸封装置にはメカニカルシールの他にグランドパッキンがあり、グランドパッキンは軸に押し付けて接触させることで漏れを防ぎます。

※簡単に説明すると・・・・
・モーターから出ている軸に、ポンプ部分からの水が入らない様にする為に取り付けられている（軸封部）シール（止水）部品のこと。
これが不良となるとモーターにポンプからの水が流入してしまい、トラブル（モーター内の腐食・漏電・ショート）の原因となります。

今回は1年に1回の貯水槽清掃時に発見出来たので、良かったです。それでは早速！総合整備作業に取り掛かります！

◆交換を実施していきます

ポンプモータをユニットより外します。

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羽根車部分が1台外し終わりました。
モーター軸部分の根元にあるのが・・・【メカニカルシール】です。
こちらが今回の交換対象ですので外します！

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メカニカルシールを外し、モーター側が見えました。
やはり、メカニカルシールの漏れによりモーター側にも水が来てしまった様ですね・・・。
モーター側にも錆びが来てしまっています。

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モーターを分解し、軸の腐食箇所を研磨して行きます。

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今回の作業内容は【メカニカルシール交換及びセンサー類交換】となりますので、No.1No.2共に新しい部品に交換・試運転調整等を行い、異常が無いのを確認して作業完了です。
これで安心して使用が出来ます。

今後は、今回交換を行っていない、制御盤・モーターはどうするか？費用が高い部品なだけに慎重に検討して行く必要があります。

今回の加圧給水ユニットに関しましては、製造より9年と更新をお勧めするには若干早いユニットでしたので総合整備作業にて対応させていただきました。合わせて昨今の事情により（半導体不足問題・中国の情勢等々…）メーカーの給水ユニット供給状況も不安定ですので、柔軟なご提案を行わせていただききました。

株式会社アメニティ・プラスでは、加圧給水ユニット・増圧給水ユニットの更新はもちろんの事ですがｍ今回の様な【総合整備作業】も行っております。

上記でも触れましたが・・・・。
現在、加圧給水ユニット・増圧給水ユニット等の給水ポンプはメーカーの供給状況が非常に不安定です。
特にインバータータイプの給水ユニットはメーカーによっては、一部受注を停止しているモデルも御座います。

この状況になるまでは、モーター出力2.2KWタイプ・3.7KWタイプ位までの給水ユニットでしたら
場合によっては極端な話をすると今日壊れてしまった！！となっても給水ユニット翌日交換！
という対応をするケースもありました・・・・。

現在は上記の対応が困難なのが現状です。ですので、早め早めの対応をお客様には強く推奨致します。
（これからの時期は年末年始も絡んできますので、更に難しい状況になっていきます）

お客様の建物の給水ユニットは大丈夫ですか？？『給水ユニット？面倒なんて見てないよ！』というお客様！
アメニティ・プラスへご連絡ください！！お客様に適切なご提案をさせていただきます。

最後までご覧いただきましてありがとうございました！次回をお楽しみに！！

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