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こんにちは!
さて今回、ご紹介させていただくのは東京都国分寺市で実施した、排水桝改修工事です。
コンクリートの斫り~桝の新設、長尺シートの新設まで一連の様子をご紹介しておりますので、是非最後までご覧ください!
◎目次 ・排水不良の原因は詰まりではなかった? ・いざ、排水桝改修工事実施 ・長尺シート張り施工
◆排水不良の原因は詰まりではなかった?
事の発端は、ご入居者様からの1本の電話から始まりました。
ご入居者様から、室内の水廻りの排水が上手く流れず、詰まりが起こっていると管理会社様あてに連絡が入りました。
管理会社様が他社の業者さんを手配し、排水管の高圧洗浄を実施したところ詰まりがなかなか改善されず。
その業者さんが共用廊下の排水桝を確認したところ、排水桝・排水管の間に隙間ができており、排水が配管を流れず桝の外に漏れておりました。
このままでは、排水不良が再び起きてしまうということ、排水桝周りの地盤が軟弱になり危険ということで、弊社に排水桝改修のご依頼がございました。(高圧洗浄を実施した業者さんは清掃が専門とのことで、改修工事ができない為)
すぐに工事という訳にはいかないので、ひとまず現場を見にいくことに。
状況を確認し、改修が必要な範囲を見極めて部材を積算。御見積をご提出し、後日改修工事を行うことになりました。
排水制限を伴う大がかりな工事なので、工事2週間前に作業告知分をご入居者様に周知し、いよいよ工事の日がやってきます。
◆いざ、排水桝改修工事実施
まずは共用廊下の長尺シートを剥がしていきます。
長尺シートを剥がし終えたら、コンクリートを斫っていきます。
昔ながらのコンクリート桝が見えてきました。
コンクリート桝を取り除くと、やっと地面が見えてきました。
ところどころ空洞のようになっている場所もあり、やはり地盤が緩く軟弱になっておりました。地面を少し整えたら、次に配管と桝を新設します。
今回はコンクリート桝ではなく、施工性と耐久性のある塩ビ桝に交換します。
塩ビ桝を設置して、配管を接続できたら埋め戻していきます。
ある程度、埋め戻しができたところで、コンクリートの強度を高めるため配筋をします。
配筋ができたところで、コンクリートを流し、排水桝の上にフロアハッチも設置してきます。
ここまででできたら、2~3日程コンクリートの乾燥期間を設けます。
後日、コンクリートがしっかりと乾燥したのが確認できたら、長尺シートの張りつけ作業に入ります。
◆長尺シート張り施工
まずは、一番最初に剥がした長尺シートの残りを綺麗に取り除いていきます。
その後、今回打設したコンクリートと既存のコンクリートの境目を均すために工具を使って削っていきます。
ここで下地面を平滑に仕上げないと、シートの浮きや剥がれの原因になります。
全体が綺麗になったところで、下地を調整していきます。
下地が乾いたら、その上に糊を塗っていき、長尺シートを張り付けていきます。
シートを張りつけることができたら、しごき棒と呼ばれる角材でシワがなくなるように綺麗に押し伸ばします。
次に、長尺シートの継ぎ目の部分に隙間ができてしまっているため、これを溶接で埋めます。
最後にシートの端の部分やハッチ部分にコーキングを打設し、隙間を埋めて防水します。
コーキングが乾燥したら作業完了です!
今回の工事は施工完了まで1週間ほどの工期でした。
今回実施した箇所は共用廊下の一部分ですので、また残りの部分の工事も予定しております。
そちらについてはまたの機会に・・・。
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