壁面からの漏水の原因は『ジャンカ』

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こんにちは!

東京でも徐々に紅葉が進んできましたね!原宿から表参道のイチョウは毎年綺麗になるのでこの時期は楽しみです。ぜひ一度足を運んでみてください!

さて、今回ご紹介させていただくのは、東京都渋谷区にある賃貸マンションのエレベーター機械室の壁面からの漏水調査及び補修工事です。

◆地下室壁面から水が出てくる

EV会社様が点検を行う際に、地下にあるEV機械室の壁から水が漏れていると管理会社様に報告をいただき、調査及び補修工事のご依頼を承りました。

現地を確認に行くと地面が全面湿っており、壁から水がぽたぽたと垂れておりました。割と深刻な状況ですね。

まず、ボードの裏でどのように漏水しているか確認をするために、ボード及び吸音材を解体していきます。
目視で壁から漏水が発生していることを確認。今回はクラック(ひび割れ)ではなくジャンカが原因と判明いたしました。


機械室が地下のため雨水がジャンカにより流れているようです。

◆ジャンカとは?

※ジャンカとは型枠に流したコンクリートが行きわたらず、砂利などの骨材が表面に現れた欠陥部分のことで、豆板(まめいた)とも言い、コンクリートの打設不良の一つになります。

◆水の通り道を塞ぐことで補修

次に補修工事のために、該当の壁に斜めに穿孔し、その後、ウレタン樹脂を注入していきます。
こうして水の通り道となっている部分を壁の中から塞ぐことで、漏水を止めることができます。

注入しても漏れてくる可能性があるためウレタン樹脂が固まるまで数時間待ちます。
漏れていないことを確認しこの日の作業は終了になります。

こうして塞いでも別の場所から漏れてくることもあるので、ボードは復旧せずにしばらく様子を見ます。
入居者様の迷惑になる場所ではなく、さほど急ぐというわけでもないため、大雨が降るまで数日待ち、後日再度漏れていないことを確認。工事は成功です。
吸音材を入れ新しいボードを設置し、その後塗装して当初の状態に戻し作業完了になります。

漏水は結露やカビ、金属部品のサビを発生させます。EV機械室で漏水が起きると、EVの要である制御部品などが劣化し、最悪の場合停止してしまうことも考えらます。もし見つけた場合は早急に対処することをお薦めいたします。
アメニティプラスでは壁面などの建築漏水調査及び補修工事も対応できますので、何かお困りごとがございましたら遠慮なくお問い合わせください。

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