さて今回は 東京都大田区の共同住宅1階テナント(物販店) で発生した、
「竣工(建物完成)から3年、段々と水量が弱くなる」 というご相談事例のご紹介です。
◎目次 ・導入:竣工3年で進行した水量低下トラブル ・建物側の給水圧力は正常!テナント内に原因あり ・原因特定:電気温水器ストレーナーに白い粘着性の異物を発見!? ・異物除去で水量は大幅改善!ただし完全復旧には続調査が必要 ・最後に:アメニティ・プラスからのご案内
🧭 導入:竣工3年で進行した水量低下トラブル
当初は問題なく使用できていた水道が、徐々に水量が落ち、ついには…
- トイレを流すとロータンク(トイレの水をためるタンク)に水がたまるまで数十分
- 手洗いすら時間がかかるほどの水量低下
という深刻な状況に。
管理会社様より調査のご依頼をいただき、現地へ伺いました。
📸 写真①②

① 
②
🧪 建物側の給水圧力は正常!テナント内に原因あり
まずは水圧(配管から出る水の圧力)の状況をチェックするため、耐圧試験(圧力低下がないかの検査) を実施しました。
- 🔵 水道メーター一次側(公共の本管から建物へ来ている部分) → 0.4MPa で安定(異常なし)
📸 写真③④ - 🔵 水道メーター~店舗内給水管の入口まで → こちらも 0.4MPa(建物側と同じ圧力!)
📸 写真⑤⑥⑦

③ 
④

⑤ 
⑥ 
⑦
この結果から、建物の共用設備や引き込み配管に異常はなく、
テナント内部の設備が影響している ことがわかりました。
🧰 原因特定:電気温水器ストレーナーに白い粘着性の異物を発見!?
続いて、店舗内のシンク下に設置された 電気温水器のストレーナー(異物除去用の網) を点検。
取り外してみると…
📸 写真⑧

ストレーナー内部に白い塊状の異物 を発見。
📸 写真⑨⑩
触れてみると…
- 色:白い塊
- 触感:のりのようにベタベタ
- 特徴:水に溶けにくい粘着質
調査の結果、配管接続時に使用される接着剤(塩ビ用配管のり) が配管内部に残り、
経年の通水振動などで少しずつ剥がれ、ストレーナーで受け止められていた 可能性が高いと判定しました。
📸 写真⑪

🚿 異物除去で水量は大幅改善!ただし完全復旧には続調査が必要
ストレーナー内の異物を除去し通水テストを実施すると…
- 💡 先ほどとは比較にならないほど水量が復活!
- 💡 まだ少し弱いものの、手洗い・トイレ給水ともに改善
完全復旧には、配管内部や器具の各所に同じ接着剤の残留がある可能性 も考えられますが、
この後は テナント様と施工会社様との協議フェーズ へ進むため、当社対応はここまでとなりました。
しかし “原因特定” ができたことで、再発防止の対策が明確になり、
管理会社様・テナント様ともに 安堵 いただけました。
🏢 最後に:アメニティ・プラスからのご案内
アメニティ・プラスでは、
- 給水・排水などの水まわり調査
- ポンプ設備の更新
- 配管詰まり対応
- 内装復旧工事
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など、建物設備に関わる業務をまとめて対応可能 です。
現地調査・お見積りは無料で承っております。
「こんなこと見てもらえる?」「まず金額だけ知りたい」 という段階でも大歓迎です!
設備トラブルは目に見えない場所で進行することも多いため、早めのチェックと対策がとても大切です 🌿
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