キュービクルとは?キュービクル交換工事事例を紹介します。

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こんにちは!寒い日もありましたが、いよいよ春本番!朝から暖かい日が続きますね。
朝から気持ちよく起きられるので、こんな日が続いてほしいものですね!

さて、本日ご紹介いたしますのは、キュービクルの交換工事です。

キュービクルって?

そもそもキュービクルとは?
キュービクルは自家用電気工作物の1つで、正式名称は「キュービクル式高圧受電設備」と言います。
電力会社と「高圧受電契約」をしている建物に必ず設置されており、発電所から送られてくる6,600Vの電気を受電し、各設備で使用できる100V、200Vに変圧する設備です。
見た目はクリーム色の箱状の物で、屋上や駐車場などの屋外かつ邪魔にならない場所で、点検がしやすい場所に設置されている事が多いです。

今回交換する建物は東京都渋谷区にある地上7階・地下1階のテナントビルで、設置されてから年数が経っており、各設備に劣化の兆候が見られたため、交換となりました。
設備の性質上、工事の際には必ず停電が発生します。今回は全てのフロアに事務所が入ったテナントビルのため、各店舗の方々が閉店して退社した後の、夜間工事となりました。

工事の流れ

まずは各店舗の人が残ってないのを確認し、東京電力の方に電気の供給を一時的に遮断してもらいます。

電気の供給が止まったのを確認したら、既存のキュービクルに繋がっている高圧ケーブルなどの各種配線や子ブレーカーを取り外します。
その後キュービクルを交換するのですが、今回は屋上にキュービクルが設置されている為、大型のクレーン車で釣り上げての交換となりました。

またキュービクルの交換にあわせて高圧ケーブルも更新しました。
既存の高圧ケーブルを引抜きます。配管は再利用です!
この引抜作業が大変で、年数が経って地震などで配管が歪んでしまっていると引き抜けない事が多々あり
その場合は配管を新設する必要があります。

新しいキュービクルを設置し、子ブレーカーや配線をつなぎ直したら交換完了です。

再度東京電力の方に来ていただき、供給を再開してもらったら正常に稼働しているかを確認したら工事完了です。

※キュービクルを交換する際に、既存のキュービクル内にある変圧器(トランス)の絶縁油に「PCB」が含まれているかを確認する必要があるので気をつけてください。

※PCBが含まれている場合、国が定めた処分施設で処理する必要があります。しかも処分期限が定められており、低濃度PCBは令和9年3月31日までに処分しなといけません。

※PCBが含まれてるかどうかは変圧器の絶縁油を採油して確認することができます。

キュービクルでお困りごとがありましたら、遠慮なくご連絡ください!

2022.04.05 更新 

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