給排水設備の耐用年数は?

こんにちは!今週に入り、急に寒くなってきましたね。最近日々の寒暖差が激しい為、毎日着て行く服を考えるのが大変です。皆さんも体調管理には気を付けて下さいね!

 本日はお客様からお問合せが多いご質問の中から建物の給排水設備の耐用年数をまとめてみました。耐用年数は建物の設置環境や使用頻度によって大きく異なる場合が御座います。メンテナンスを計画的に行った場合の耐用年数という前提となります。あくまでも、参考程度としてお考え下さい。 

● 貯水槽(受水槽)

◆ FRP製

 耐用年数の目安: 15~20年

 メンテナンスの目安:架台を含む鉄部塗装:3~5年、 外板塗装:10~12年

◆ 鉄筋コンクリート製(地下式) 

 耐用年数の目安: 30~50年

 メンテナンスの目安: 内部補修(クラック、鉄筋露出他) 5~10年 、 内部コーティング5~10年※高置水槽はFRP製 15~20年 受水槽に準ずる

● 加圧給水・排水・増圧給水ポンプ  

◆ 加圧、増圧給水ポンプ

 増圧給水ポンプ 耐用年数の目安:10年~15年(15年にてメーカー部品供給が終了するものが多い)

 加圧給水ポンプ 耐用年数の目安:10年~15年(15年にてメーカー部品供給が終了するものが多い)

 揚水ポンプ等 陸上型ポンプ 耐用年数の目安:15~20年

 水中型ポンプ 耐用年数の目安:8~12年にて更新※更新時には運転・制御機器も含む

 メンテナンスの目安:総合整備(分解整備)5年

◆ 各種排水ポンプ

 耐用年数の目安:8~10年 更新(点検・整備3~5年)※3年位で壊れてしまう排水ポンプ等も、実績としてありました。

 ●配管類

 ◆給水・排水・消火・亜鉛めっき鋼管(白ガス管)

 耐用年数の目安:10~20年 

 メンテナンスの目安:劣化箇所の部分補修 5~10年※管更生を行う場合は、10~15年位までに 

◆給水・排水・硬質塩化ビライニング鋼管 

 耐用年数の目安:20~25年

 メンテナンスの目安: 劣化箇所の部分補修 5~10年

 硬質塩化ビニール管(塩ビ管) 耐用年数の目安: 15~30年(設置場所により異なる)

◆給水 ・建物外部配管(雨水管など)

 配管は塗装を行い10~12年(太陽光による紫外線により劣化が促進されます)※合わせて振動等による故障も発生します。

 ポリエチレン管 耐用年数の目安:15~30年 

 メンテナンスの目安:劣化箇所の部分補修 5~10年

 銅管(給湯) 耐用年数の目安:15~20年

 メンテナンスの目安:劣化箇所の部分補修 5~10年

◆排水設備・排水鋳鉄管

 耐用年数の目安:25~30年

 メンテナンスの目安:劣化箇所の部分補修 5~10年

 衛生器具 陶製 便器、洗面台、流し、タンクなど 耐用年数の目安:20~40年

 メンテナンスの目安: 劣化箇所の部分補修 5~10年

 FRP製 ユニットバス・トイレ、洗面具等 耐用年数の目安:15~20年

 メンテナンスの目安:劣化箇所の部分補修 5~10年

いかがでしたでしょうか?耐用年数の目安=ノーメンテナンスでも使える年数という認識が多いのが現状です。しかし、適切なメンテナンスを行い(予防保全)突発的な設備トラブルを防ぐのがとても重要な事だと弊社は考えています。

記載させて頂きました、耐用年数に近い年数の設備がある建物に関するご相談や、現地調査等も無料にて実施させて頂きますので、お気軽にお問合せください。最後までご覧頂きまして誠にありがとう御座いました。

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