マンション 断水 ボールタップ不良 加圧給水ポンプ応急復旧対応

こんにちは!

近頃冷え込みも厳しくなり、ついに1日の最低気温が一桁になりました。
体調を崩しやすい季節ですので、風邪をひかないように気をつけたいものですね。

さて今回はマンションの断水緊急対応の事案をご紹介いたします。

朝8時頃、管理会社様より4階建てマンションの3F・4Fの入居者様から水が出ないという連絡があったので対応してほしいとの依頼があり、

現場に駆けつけました。

現場に到着すると、上階に水を送る給水ポンプユニットのブレーカーがトリップしていました。

とりあえず、ブレーカーを上げてみましたがすぐにまた落ちてしまいます。
こうなると、ユニットか配線が漏電している可能性が考えられます。
原因を探るために地下にある貯水槽室を除いてみると、、、なんと貯水槽室が水没していました。


これは漏電どころではありません。
対応しようにもこれでは何もできないので、まずは排水作業を行います。

緊急だったため、持ってきていたホースの長さが少し足りませんでした、、、
排水作業が完了したら、ポンプを乾かして点検し、異常がないことを確認します。
一度水没してしまい、基板が使えなくなってしまったため、ポンプが動いたままになってしまいますが、逃がし水を取りポンプに直接電源を繋いでポンプを可動させることにしました。絶縁抵抗値が正常な範囲まで戻ったこと、ポンプの作動に問題がないことを確認できたら、電源を繋ぎます。

そうすることで無事にポンプを作動させることができました。
作動はしましたが、貯水槽内に泥や葉っぱなどの汚水が入ってしまっているため、このまま給水を開始させるわけには行きません。
この水はもちろん飲用はできませんし、傷口があるとそこから菌が入ってしまうためシャワーも使えません。
そこで、貯水槽の清掃と消毒を行います。

清掃完了後、所定の機関にて水質検査を行います。
検査の結果、問題がなければ通常通り水を使用することができるようになります。
入居者様には事情を説明し、結果が出るまでは直結給水方式である2Fの空室のお部屋にてシャワーをご使用いただくようご案内しました。

今回の水没の原因ですが、どうやらボールタップの不良のようです。

貯水槽に給水を開始したら、既定の位置まで水が溜まっても止まらずオーバーフローしてしまいました。
そして、排水ポンプが動いておりませんでした。
排水ポンプが動いてさえいれば、水が溜まることはありませんでした。
この二つは即日交換工事を実施し作業終了です。

可動したままの給水ポンプユニットに関しても、後日交換工事を実施する予定となっております。

今回は断水を入居者様にご連絡いただいたことにより発覚し、我々もすぐに駆け付けることができましたが、場所や状況などにより対応できない場合もあります。
そうなる前に、定期的に清掃や点検、満水やポンプ故障の警報などの設置をおすすめいたします。

アメニティプラスでは困った時の緊急対応はもちろん、貯水槽清掃や給水ポンプユニットの点検から更新など、給排水設備の事ならなんでも引き受けております。
是非アメニティプラスへご相談ください!

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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