こんにちは!
寒さも本格的になり、インフルエンザも流行ってきている今日この頃。電車の中でもマスクをしている方が多く見受けられます。
皆様も体調管理には十分お気を付けください。
今月はとにかく工事が多いので、どんどんアップさせていただきます!
本日ご紹介するのは、川崎市川崎区にある4階建てアパートの共用部パイプスペースからの漏水対応です。
今年はとにかく漏水が多発しており、都度、弊社ではできる限り早めの対応させていただいております。
今回は、こちらのアパートの管理会社様より「廊下共有部のパイプスペースから水が漏れてきている。」と連絡を受け、緊急対応
にて至急の対応をとらせていただきました。
現地に到着後すぐに状況を確認すると、2階の廊下に水溜まりができており、どうやら3階のパイプスペースから漏水があり、
その水が2階のパイプスペース天井のコンクリート隙間から漏水していると予想。
しかし3階のパイプスペースを確認すると2階に漏水している量よりもあからかに少ない量の湿り気程度しかなく、原因箇所はここではないと判断。
その後、調査をすすめると、どうやら3Fのパイプスペース左右のお部屋、2部屋が怪しいのではないかと予測。次の日に2部屋の住人の方に入室許可を
いただき、調べさせていただくことになりました。
まず正面から見て右側のお部屋に入室させていただき、ユニットバスの点検口を開き、給水管に圧力をかける耐圧試験を実施しました。
※圧力をかけて水が噴き出す箇所があれば、そこが原因です。右側のお部屋では圧力が低下せず平常でしたので、原因ではありませんでした。
どうやらもう一方の左側のお部屋が原因のようです。
左側のお部屋のユニットバスに入らせていただいたところ、浴槽横の洗面台下の給水パイプより水漏れを確認、耐圧試験を
する機器をパイプスペース内の配管に取り付け、圧力に耐えられず洗面台下より水が噴き出したことを確認。
また、洗面台下のパッキンからも劣化によって漏水を確認しました。
しかし、2階パイプスペース前にあった水たまりの水漏れ量と比較すると、3Fお部屋からの漏水よりもさらに、他にも原因があると予想され、
違う箇所も徹底的に調査致しました。
すると、予想通り、洗面給水部以外の漏水はなく、パイプスペース内の逆止弁劣化による漏水を発見しました!
今回の漏水の原因をまとめるとこうなります・・・
①洗面台下の給水パイプより漏水
②洗面台下の排水管のパッキン劣化によっての漏水
③3Fパイプスペース内の逆止弁劣化による漏水
上記、3カ所の漏水が重なり、2Fのパイプスペース前に大きな水たまりができていました。
それでは原因が分かったところで、いよいろ3カ所の漏水対応工事が開始となります。
①の洗面台下の給水パイプからの漏水は、新品に交換。ネジで取り外しができるタイプだったので、持参したフレキシブルタイプの給水パイプに
交換しました。フレキシブルタイプの給水パイプを使用し、現場で長さを調整するために加工し、取り付けを行いました。
②の洗面台下の排水管パッキン部は現状のパッキンをコーキング剤を塗布しパッキンの隙間を埋める事で漏水を止める事が出来ました。
③の3Fパイプスペース内の逆止弁は新しい逆止弁に交換し漏水を止める事が出来ました。
これらの作業時間は全体で2時間程で終了し、今回の漏水工事は完了いたしました。
2Fのパイプスペース上の壁が水で湿っています。
3Fのパイプスペースの逆止弁からも水漏れしていました。
ユニットバス給水配管からも漏水していました。
ユニットバス洗面台の排水管パッキンが劣化し漏水していました。
以上こんなに沢山の漏水箇所が重なってたんですね・・・・・
3Fパイプスペース内の水道メーターを取り外し耐圧試験を実施します。
耐圧試験の道具です。
給水管につないで圧力を図ります。
フレキシブルタイプの給水管を現場で加工し、
ユニットバスの給水管を新しいものに交換しました。
パッキンの周りにも、コーキング剤を塗って漏水を止めました。
パイプスペース内の交換する逆止弁です。
3F水道メーター横にある逆止弁を新品に交換しました。
工事が完了したあとのパイプスペースです。
水が流れる部分は、劣化の進行は意外と早く、普段気付かないところから、ポタポタ漏水してしまっていることがあります。
当然、水は隙間があれば、どんなところにも入っていってしまいます。漏水はアパート、マンションにとって非常に怖いものです。
今回のようにお部屋の中からの水漏れは普段入居者様の生活スペースに入らないとわからないものですので、気付きにくいですが、
共用部のパイプスペースなどは、普段の心掛け次第で早めに対処できる部分でもあります。壊れてから、漏水してしまってからの工事は
時間も費用も思った以上にかかってしまいます。
そうならない為にも、定期的に確認を行い、なるべくキレイな状態に保ち、メンテナンスをしっかりすることが大事ですね!
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
次回をお楽しみに!