商業ビル UGS新規設置工事

こんにちは!

今月は連続の投稿です!みなさまいかがお過ごしですか?

本日ご紹介するのは、横浜市青葉区にある商業ビルのUGSの設置工事です。

キュービクル点検の際にこの様な注意文が記載されていませんか?
波及事故防止の為、キャビネット内にUGSの取付を推奨いたします。」
ここ近年、ビルの管理者にとってよく耳にするようになったキーワードだと思います。
そもそも波及事故、UGSって何?と思われている方も多いと思います。

上記、難しい用語がございますが、分かりやすくご説明致します。

※波及事故とは?
ある場所で起きた事故が原因で近隣もしくは地域の電気設備に停電などが波及してしまう事をいいます。
この時にエレベーターが止まったり、交通信号機が動かなくなったり、病院などの重要な施設の電気が消えるなどの問題が起きて賠償問題に発展する恐れがあります。

※UGS(地中線用不可開閉器)とは?
高圧設備(キュービクル)の波及事故を防止する為の設備機器です。
家庭に置き換えると漏電ブレイカーなどの開閉器の役割に相当するものになります。

この設置工事をするにあたって全館停電をしなければならなく、全テナントが退館したあと深夜の作業となりました。
工事の流れ自体はまず館内を停電した後、電力会社からの電気の供給を停止。
キャビネット内にあるモールドジスコンを取りはずし、UGSを設置。最後に電力会社から電気の供給を再開してもらい作業完了です。

工事時間は約2時間ほど終了致しました。

最近の商業ビルなどで、キュービクルが設置されている建物は、建設時に始めからUGS設置している建物がほとんどです。

10年以上前の建った建物は設置されていないビルが非常に多いようです。

波及事故は起きてしまうと多額の賠償金となる可能性が高く、UGSが設置されていない場合は、設置をおすすめ致します。

普段の月次点検などの報告書の特記事項に、「波及事故防止の為、UGSの取付を推奨致します。」

などの記載が必ずございますので、点検報告書を今一度ご確認いただければと思います。

 

下記、UGS取付工事の流れとなります。

東京電力からの送電をストップさせる作業を行っています。 その1

 

東京電力からの送電をストップさせる作業を行っています。 その1

 

モールドジスコンを取り外しています。

 

取り外したモールドジスコンです。

 

モールドジスコンを外し、いよいよUGSの取り付け作業に取りかかります!

 

UGSの取り付け作業を行っています。

 

無事、UGSを設置できました。

 

こちらが取り付けた、UGSです。

 

こちらはキュービクル内にある、不要になったGRリレーです。(銀色の縦長方形の部分)

GRリレーとは地絡継電器の事で、地絡事故を防ぐ為のものです。

 

GRリレーも無事に取り外しできました。

 

最後に東京電力からの送電を開始する作業をしている所です。

無事に送電が確認でき、UGSの設置工事を終える事ができました。

この様に、キュービクルの設置してある商業ビルにとってUGSの設置は非常に

大事であるとお分かりいただけましたでしょうか?

何かご不安ごとがございましたら、弊社へぜひお問い合わせください!

 

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

次回をお楽しみに!

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