アメニティ・プラス
こんにちは!
今日から11月が始まりました!この季節は過ごしやすい上に綺麗な紅葉を見ることができるので、気分も上がります!
そんな気分もいいまま今回もご紹介させていただきます!
今回ご紹介させていただくのは、東京都清瀬市にある共同住宅での漏水調査・改修工事です。
◆床が濡れているのに上階が怪しい?
漏水が起きているのは102号室でした。
102号室の入居者の方が言うには、1週間ほど前からトイレ床付近が濡れており、上階から水がきている気がするとのことです。床付近が濡れているのに上階が怪しいとはどういうことでしょうか。とりあえず状況確認と漏水調査に向かいます。
102号室現着時、漏水は止まっておりましたが、天井裏で湿り気を確認。確かに上階から来ている様子です。
次に直上階である203号室へ移り、給水・給湯の耐圧試験を実施しました。
トイレとPS内で実施しましたが、給水系統と給湯系統どちらもごく僅かしか圧力が落ちません。給水給湯系統の可能性は低いようです。
次は排水から漏水の可能性を疑いましたが、この日は夜遅かった為、後日再調査及び改修の運びとなりました。
◆後日、再調査
後日、改めて耐圧試験を行いましたが、やはりほとんど圧力が落ちません。排水からの漏水が濃厚です。
次に203号室から蛍光漏洩試験薬を流して、排水テストを実施します。
この試験薬はブラックライトに反応して発色するため、排水からの漏水試験に利用することができます。
試験薬を流した後、102号室に戻り天井裏にブラックライトを照射。すると先程流した試験薬が反応していることが分かります。上階床スラブからの落水を確認できた為、上階のトイレ排水からの漏水と断定できました。
再度203号室へ戻り、問題の便器を取り外したところ、フランジ2箇所が破損しておりました。
これが漏水の原因と推測されます。
既設のフランジを外して、ブラックライトを照射すると、反応しているのが分かります。床下への漏水もしっかりと確認できました。
原因が分かったので、フランジを交換して便器を元に戻します。
こちらが今回交換した便器用床フランジです。
工事完了後、何度か流してみて排水テストを実施し、便器廻り・スラブへの漏水がないことを確認して作業終了となります。無事に漏水箇所の特定、改修工事を終えることができました。
給排水の清掃・点検・改修工事など設備に関する事で何かお困りの事がありましたら、是非アメニティ・プラスまでお気軽にご連絡ください。