悪臭?陥没?原因は〇〇〇〇〇でした・・・

アメニティ・プラス

こんにちは!台風1号が接近しているらしく、今日は強い雨が降っています。この時期には珍しく、「大型」で「非常に強い」勢力とのこと。強い雨が降ると、やはり雨水槽の満水、外壁や天井からの漏水、漏水に伴う漏電の発生などが心配になりますね。何かが起きてからでは遅いですので、ぜひ事前の対策をお願いいたします。

さて、今回ご紹介させていただくのは、豊島区にあるマンションの汚雑排水桝改修工事の事例です。

インバートが割れて汚水が流れずに溜まっていた?

・インバート枡(インバート)とは

底部が半円形に溝を切られた枡またはその溝のことを指します。配管と同じように溝を切ることを「インバートを切る」と言います。
コンクリートに配管と同型の溝を切ることで、汚水排水や雑排水をスムーズに流すことができるようになり、詰まりを避けるだけでなく、点検や清掃を容易にすることができるようになります。

今回の事例では、共用部にある汚雑排水桝のインバートが破損しており、雑排水や汚水がすべて桝の下に流れてしまっており、桝の下が汚雑排水のプールのような酷い状況になっておりました。匂いも相当のものです。

また、汚水が建物下まで流れてしまっているため、建物下の土などを侵食してしまい、このまま放っておくと通路が陥没してしまう危険性もあった為、至急での工事となりました。

至急工事を行います。

まずは現場の養生です。

作業前、建物に養生をしっかり行いました。

次にコンクリートを斫ります。(はつる。削ったりする)

が、その作業を行う前に、周囲にカッターを入れて行きます。
斫りたい範囲に事前にカッターを入れることで、余計な部分を壊すことがなくなります。

そしてコンクリートの斫り作業を行います。
斫り作業の様子↓

斫ることで既設の配管が見えました。


かなりの老朽化です。
この後、できる限りの範囲を新しい配管に入れ替えていきます。

新しい配管の使用部材です。

新しい配管を組んで行きます。
今回は、小口径の桝を設置しました。
勾配が悪いと汚水が滞留してしまうため、しっかりと勾配のチェックをします。

新規配管の下に、かなりの量の砕石を入れて埋め戻し、コンクリート下の強度も確保しました。

モルタル打設作業の様子。
鉄筋を引き、モルタルを流し込み完成です。

乾燥に丸1日を設け、しっかり固まったのを確認して、モルタル表面のざらつきなどの
微調整を行い工程すべてが終了となります。

工事前は、建物下に流れ込んでいた汚雑排水が建物下より、かなり匂いが出ていましたので、
それがエレベーター内にも侵入していました。
現在は、匂いも無くなり、入居者様も安心してお住まいできるようになりました。

オーナー様、管理会社様も悩みの一つが消え、ひと安心されていらっしゃいました。
お役に立てて本当によかったです。

アメニティ・プラスでは、このような給排水工事を日々業務として行っております。
お悩みになった時には、まずご一報下さい。親切丁寧にご相談をお受けさせていただきます。

最後までご覧いただきありがとうございました!
次回をお楽しみに!

2022.04.15 更新 

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