アメニティ・プラス
こんにちは!
台風が過ぎ去った!と思ったらまた新しい台風が発生しましたね。今度の台風は日本列島にはあまり近づかないようですが、十分警戒する必要がありそうです。
お持ちの物件や、管理している物件の築年数が新しいからとって安全ではありませんので、ピット水没などで被害が大きくなる前に、事前にポンプの状況確認をお薦めいたします!
さて、今回ご紹介するのは渋谷区に建つマンションで実施した、汚水槽の排水ポンプ交換工事です!
※汚水槽内の写真が多く出てきますので、ご注意ください。
◆築浅でも安全ではありません
このマンションのオーナー様から、「築5年程の賃貸マンションを所有しているが、汚水槽の清掃を一度も行ったことがないから、一度現地を見て欲しい」とのご依頼がありました。
早速現地に赴き、地階にあるハッチを開けて汚水槽を確認すると、槽内が満水に近い状態でした。
分電盤を確認すると、排水ポンプのブレーカーがトリップしており、動いていない状況。とりあえず一度ブレーカーを下げてから復旧して様子をみると、少しずつですが排水はされているような様子でした。
ただし、このままではいつまたトリップしてしまうか分かりませんし、排水の流入もそれなりの量でしたので、水が溢れてきてしまう前に、後日排水ポンプ交換を行うこととなりました。
◆いざ工事を実施
工事当日、まずは槽内に溜まった汚水を仮設の排水ポンプで排水します。
排水が終わったら、槽内を簡単に洗浄します。
槽内を洗浄していると、異物が多く取り残されていることが分かりました。
さらに、布のようなものがポンプに詰まっており、排水を阻害していることも分かりました。
それではいよいよポンプ交換に移ります。
まずは既存の配管を切断し、ポンプを釜場から撤去します。
切断した既存の配管とポンプを槽内から取り出し、新しい配管とポンプを設置していきます。
既存のポンプよりも排水能力が高いポンプを設置し、バルブや逆止弁等も一式交換いたしました。
ポンプの設置と配管が完成したら、排水ポンプの電気工事を行います。
槽内の天井に防水用のプルボックスを設置、プルボックスに結線部分を納めます。
最後にポンプが問題なく排水するか、交互に起動するか、警報はきちんと発報するかなど、一通りテストを行い工事完了です!
排水槽の清掃は特定建築物に該当する物件(興行場・百貨店・病院等)であれば半年に1回(年2回)の清掃が義務付けられております。また、東京都では4ヵ月に1回(年3回)の清掃をするように指導しております。
この物件は特定建築物には該当しておりませんでしたが、マンションなど多くの方が住まわれている物件は少なくとも年1回の清掃をお勧めいたします。
今回はたまたま排水ポンプの在庫があり至急の工事ができましたが、近年の様々な情勢により、各ポンプメーカーも製造が追いついておらず、入荷も遅れているので、排水槽が満水になって溢れてしまう前に定期的なメンテナンスをお勧めいたします。
アメニティ・プラスでは、汚水槽・湧水槽などの排水設備の清掃、メンテナンス、工事など幅広く対応しております。もちろん、給水設備も対応しております。
給排水設備でお困りの際は、是非アメニティ・プラスまで!!
ご連絡お待ちしております。