💧 建て替え予定の物件で発生した大量漏水
管理物件で漏水が発生した際、必ずしも根本的な修繕が最善の選択とは限りません。
特に、建て替えや大規模な改修を予定している建物では、今後の運用期間や修繕費用を踏まえ、どこまで対応するべきか判断が難しいケースもあります。
今回は、東京都新宿区の共同住宅で実施した漏水の逃がし対応をご紹介します。
こちらの物件では、以前から漏水が発生しており、他業者様によって天井ボードに養生シートを固定し、水を受け流す応急処置が行われていました。
しかし、漏水量が多く、天井ボードとともに養生シートが落下してしまったため、弊社に天井ボードの撤去と養生シートの再設置をご依頼いただきました。
こちらの建物は建て替えを予定されていたため、今回は漏水原因の特定や根本的な修繕ではなく、建て替えまでの期間をしのぐための一時的な対応が目的です。
◎目次 🔍 現地確認|天井ボードの落下と室内への被害 🛠️ 作業内容|照明器具の撤去と天井ボードの解体 🔧 養生シートを再設置し、漏水を逃がす状態へ 🧹 撤去後の清掃を行い、作業完了 🏢 建て替え予定の物件では修繕範囲の見極めも重要 🔧 漏水調査から応急対応・修繕工事までお任せください
🔍 現地確認|天井ボードの落下と室内への被害
現地に到着して室内を確認すると、部屋全体にカビの臭いが充満していました。
まずは窓を開けて換気を行い、マスクを着用したうえで作業を開始します。
📸 写真①~④
天井ボードは各所で落下しており、シーリングライトにも水が溜まっていました。器具自体も水を含んで重くなっており、そのままでは落下するおそれがある状態です。
天井からは大量の水が漏れ続け、まるで室内で強い雨が降っているかのような状況でした。床面にも水が広がっており、室内への被害が深刻化していました。
このような状態では、天井材の落下や照明器具の脱落など、二次的な事故にも注意しながら作業を進める必要があります。
🛠️ 作業内容|照明器具の撤去と天井ボードの解体
まずは、シーリングライトのカバー内部に溜まっていた汚水を取り除き、照明器具を取り外します。
📸 写真⑤・⑥
続いて、劣化した天井ボードの撤去に取りかかりました。
天井ボードは大量の水を含んでおり、手で押すだけで穴が開いてしまうほど脆くなっていました。作業中も漏水が続いていたため、水を浴びながらの対応となりましたが、周囲の状況を確認しながら慎重に解体を進めていきます。
📸 写真⑦・⑧
水を含んだ天井ボードは通常よりも強度が低下しているため、撤去時には破片の落下や周辺設備への影響にも注意が必要です。
🔧 養生シートを再設置し、漏水を逃がす状態へ
天井ボードの撤去が完了した後は、既存の養生シートを再設置します。
紐やタッカーなどを使用し、天井の下地に固定していきました。
📸 写真⑨・⑩
今回は以前のように天井ボードごと落下することがないよう、固定する箇所や方法を確認しながら、できる限り頑丈に取り付けています。
ただし、今回の対応は漏水そのものを止める工事ではありません。あくまでも水の流れを受け止め、室内への被害を抑えるための一時的な処置となります。
🧹 撤去後の清掃を行い、作業完了
養生シートの再設置後は、室内の清掃を行います。
撤去した石膏ボードの破片がユニットバスやキッチンの床面に散乱していたため、一つずつ手作業で拾い集めていきました。
細かな破片も多く、見落としがないよう確認しながら回収を進めます。
📸 写真⑪

破片の回収後は、ユニットバスの床面を散水洗浄し、キッチンの床面に残った漏水を拭き取りました。
📸 写真⑫~⑭
また、作業員の出入りによって廊下にも汚れが付着していたため、廊下の清掃も実施しました。
📸 写真⑮・⑯
室内と廊下の清掃まで完了し、今回の応急対応は終了です。
🏢 建て替え予定の物件では修繕範囲の見極めも重要
今回の建物は築50年ということもあり、建物全体の老朽化が進んでいると考えられる状態でした。
このような物件では、仮に漏水箇所を特定して部分的な修繕を行ったとしても、別の箇所で新たな不具合が発生する可能性があります。
その結果、修繕を繰り返すことになり、当初想定していた以上に費用が膨らんでしまうケースも考えられます。
特に建て替えを予定している物件では、残りの運用期間や今後の計画、オーナー様の費用負担などを踏まえ、どこまで修繕を行うべきか慎重に判断する必要があります。
もちろん、漏水を放置することで室内の被害が拡大したり、天井材や設備の落下につながったりするおそれもあります。
そのため、根本的な修繕を行わない場合でも、被害を抑えるための応急対応を検討することが重要です。
なお、今回のような養生シートによる漏水の逃がし対応は、漏水を止めるものではありません。漏水量や天井の状態によっては、再びシートが外れたり、想定外の事態が発生したりする可能性があります。
そのため、作業完了時には一時的な処置であることと、今後起こり得るリスクについてお客様へご説明したうえで現場を撤収しました。
🔧 漏水調査から応急対応・修繕工事までお任せください
漏水が発生した際、必ずしもすべての物件で根本的な修繕をすぐに実施できるとは限りません。
建て替えまでの期間だけ漏水をしのぎたい場合や、費用面・建物の状況から大規模な修繕が難しい場合など、物件ごとに適した対応は異なります。
アメニティ・プラスでは、漏水原因の調査から修繕工事まで幅広く対応しております。また、今回のような漏水の逃がし対応など、一時的な応急処置のみのご依頼も承っております。
管理会社様が抱える建物の状況や今後の運用方針、ご予算などを踏まえ、必要な対応をご提案いたします。
漏水や建物設備のトラブルでお困りの際は、ぜひアメニティ・プラスまでお気軽にご相談ください。
現地調査から応急対応、原因調査、修繕工事まで、一貫してサポートいたします。















