さて、今回ご紹介するのは、新宿にあるオフィスビルで発生した 断水の緊急トラブル対応 です。
📍 事案発生の概要
発生したのは 11月初めの三連休最終日。
管理会社様より「上階 2部屋で水が出ない」と緊急連絡が入り、至急職人さんを手配して原因調査に向かいました。
◎目次 ・建物の給水方式について ・現地調査で判明したトラブル状況 ・受水槽室が冠水した原因調査 ・断水復旧のための緊急工事 ・今回の断水トラブルのポイント ・設備メンテナンスの重要性 ・アメニティ・プラスの対応範囲
🏢 建物の給水方式について
対象建物の給水方式は以下の構成でした。
- 1・2階:直結給水方式
- 3階以上:地下の受水槽 → 揚水ポンプ → 屋上高架水槽 → 自重落下で給水
そのため、揚水ポンプが機能しないと上階は断水してしまう構造となっていました。
🔍 現地調査で判明したトラブル状況
現地確認の結果、地下受水槽室に約50~60cmの水が溜まっており、揚水ポンプが冠水状態でした。
📸 写真①
→ 冠水によって揚水ポンプが故障し、高架水槽へ水を送れず断水発生。

💦 受水槽室が冠水した原因調査
「なぜ水が溜まってしまったのか?」を調査したところ、複数の要因が重なったことが判明しました。
まずは排水ポンプを使い、水が溜まった受水槽室内を排水。
📸 写真②・③

② 
③
水が抜けてから内部を確認すると…
- 揚水ポンプは電気配線部分まで浸水し故障
- 受水槽室内へ入ってしまった水の侵入経路は上階からであることを確認
📸 写真④〜⑦

④ 
⑤

⑥ 
⑦
さらに調査を進めると…
→ 1階テナントの PS 内給湯管が破損し、大量に漏水していたことが判明。
→ 漏れた水が地下受水槽室へ流入。
📸 写真⑧・⑨

⑧ 
⑨
さらに不運なことに…
→ 地下受水槽室内の 排水ポンプ自体も故障しており排水不能
→ 結果、揚水ポンプが冠水 → 故障 → 断水へ
📸 写真⑩

🚧 断水復旧のための緊急工事
原因が特定できたため、復旧作業へ移行。
冠水した揚水ポンプは使用不能のため、仮設揚水ポンプを緊急手配し設置工事を実施しました。
📸 写真⑪・⑫

⑪ 
⑫
→ なんとか夕方までに断水を解除し、給水を復旧することができました。
⚠️ 今回の断水トラブルのポイント
✅ 原因①:1階テナントの給湯管破損 → 地下受水槽室へ漏水
✅ 原因②:受水槽室の排水ポンプが故障 → 排水できず水位上昇
✅ 結果:揚水ポンプ冠水・故障 → 上階断水
もし排水ポンプが正常であれば、揚水ポンプは冠水せず、
ここまで大きな緊急工事には発展しなかったと考えられます。
🔧 設備メンテナンスの重要性
今回のように 地下設備・屋上設備は日常的に目につかないため、故障発見が遅れやすい傾向があります。
「トラブルが起きてから対応」では高額修繕につながることも多く、
定期メンテナンスや点検の重要性があらためて浮き彫りとなった事例です。
🏢 アメニティ・プラスの対応範囲
アメニティ・プラスでは、以下のような建物設備管理・工事に対応しています。
- 給排水設備点検・洗浄・機器交換
- 消防設備点検・改修工事
- 漏水・断水などの緊急対応
- 設備劣化診断および改修提案
アパート・マンション・オフィスビルなど全物件対応可能です。
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そんなご相談も大歓迎です。ぜひお気軽にご連絡ください。
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