前回に引き続き、共同住宅内のPS(パイプスペース)内からの漏水により緊急対応の事例をご紹介いたします。
江東区のマンションで、PS内より水が吹きだしていると管理会社様から連絡を受け、現場に急行しました。
現地到着すると、管理会社様がすでにバルブを閉めて止水してくださっておりましたが、エレベーターや1階店舗様が水浸しの状態。想像以上の被害状況でした。漏れていた3階のPSを確認すると、メーター2次側で腐食破断しておりました。
配管がサビサビの状態が確認できます。
恐らく、伸縮継手、ニップル、バルブの間で異種管接続で腐食がより進行し、破断につながったと推測されます。
急遽問屋さんに部材を買い出しに行き、緊急工事を実施しました。
急遽揃えた部材。
まず、メーターより一次側のバルブを閉め、対象のお部屋に断水をかけます。
その後、1次側バルブより少し先の配管から2次側のシンダーコンクリートの埋設される手前の配管まで撤去します。
その後、カップリング継手などを使用し、配管します。
配管後、ネジ部が錆ないよう防食処理を実施します。
その後、通水して問題ないことを確認し、保温して作業終了となります。
作業後、今回の漏水でエレベーターピット内が浸水したということが、大手エレベーター会社様はコロナ関係で会社的な方針で排水には触れないということなので、エレベーターピット内に排水ポンプを沈め、排水作業を実施しました。
パイプスペース、メーター廻りの漏水に関してお困りの際は、アメニティ・プラスまで是非お問い合わせください。