商業ビル 連結送水管耐圧試験

こんにちは!

みなさまいかがお過ごしでしょうか?

今回は千代田区のテナントビルにて実施した連結送水管耐圧試験のご紹介致します。
連結送水管とは、高層ビルや地下街などに設置される消防活動上のための設備です。
高層ビルなどの火災では、ハシゴ付消防自動車などによる外部からの注水では建物内部の消火活動に限界があり、また、

消防ポンプ自動車からホースを延長するのが難しいため、建物内部に配管設備と放水口を設けたものが連結送水管です。

連結送水管は設置から10年を超えたものに関しては、3年毎に実施しなくてはなりません。
今回は前回点検より既に3年を経過しておりましたので、急遽作業実施することになりました。

①送水口と屋上放水口(または最も遠くに位置する放水口)に圧力計を取り付けます。
送水口と試験車をホースで接続します。この際、安全対策としてホースブリッジ・安全標識を設置します。
試験車よりポンプアイドリングにてゆっくり送水し、片側送水口から空気抜きを行います。

②送水口から試験車にて水頭圧より高い値まで徐々に加圧し、減圧・漏水の有無を確認しながら屋上で空気抜きを行います。
所定の圧力に達したら3分間圧力を保持し減圧・漏水がないことを確認します。
放水口または排水弁から排水し、配管内の余分な圧力を抜きます。
各弁類を適正な状態に復旧します。

③送水口本体・配管・接続部分・弁類等の変形、漏水等がないことを確認し、最後に「耐圧性能点検済証」シールを格納箱内に貼付表示して終了です。

火災はいつ何時起こるかわかりません。
もしもの為に備えておくことは大事ですね。

弊社では消防設備点検・改修工事なども対応させていただいておりますので、お気軽にお問い合わせください。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。
次回をお楽しみに!

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