マンション 共用部 漏水調査及び漏水復旧工事

こんにちは!
夏も大分終盤に差し掛かってまいりましたが、まだまだ暑い日が続きますね!
皆様も水分補給等、体調管理をしっかり行ってくださいね。

今回は神奈川県横浜市にありますマンションにて漏水調査及び復旧対応を実施させて頂きましたのでご紹介させて頂きます。
漏水が3か月位続いており、お客様の方でも色々と策を練りご対応なされたそうですが、漏水発生原因の突き止めまでには至らず、弊社に調査依頼が御座いました。

4階のベランダ排水周管・避難ハッチ周辺から1階へ向かって漏水を起こしている状況でした。お客様の方にてベランダの排水口・周辺配管の更新や防水塗装のやり直しを行ったそうですが、漏水は止まらず別の原因があるのでは無いか?との事、早速調査を開始致しました。


漏水調査を実施するに当たりまして、考え方として消去法を取ります。
一言に漏水と言っても大きく分けて

※建築系の漏水(外壁・屋上等の防水・シーリングやクラック等の建物構造体が原因の物)
※設備系の漏水(給水・排水設備・空調設備等が原因の物)

上記以外でも漏水原因は様々ですが大きく分別するとこの様な分類となります

お客様の方でベランダ部分の防水塗装のやり直しは行って頂きました。
上記にもあります建築系漏水の原因は一旦、是正して頂いておりますのでまず弊社としては設備系漏水(給水・給湯)の調査を軸として行いました。

最初のステップとして耐圧試験と言う調査を行いました
耐圧試験調査を簡単にご説明させて頂きますと、水道メータを取り外しそこに専用のアダプターを装着、調査対象のお部屋内の給水・給湯配管内に対しテストポンプを使用し水を配管内に送水、そして一定の圧力をかけます。
お部屋内の配管に穴などがあった場合、そこからもちろん水が漏れます。
そうすると、テストポンプに付いている圧力計の値がどんどん下がって行き最終的のは0になります。逆に配管内に穴などが無い場合は圧力が抜ける場所が無いので、テストポンプの圧力計は最初に掛けた圧力値を保持します。

耐圧試験調査 実施圧0.4Mpaにて調査

今回の耐圧試験調査は給湯系統に漏水している反応が確認出来た為、お部屋内の床下や壁を開口させて頂きまして、床下に敷設されていますのエルボ継手部分ピンホール(穴)が漏水原因があることが判明致しました。漏水を起こしている部分の周辺配管を交換させて頂きまして対応完了となりました。
3か月間続いていた漏水は止まりました。お客様も本当に助かった!有難う!
これでやっと安心して過ごせるよ!と大変感謝のお言葉を頂きました。
良かったですね!

給湯銅管エルボー継手からの漏水を確認

銅管ピンホール穴写真です。どこに穴が開いているか分かりますか?


この黒いツブみたいなところがピンホール穴です。分かりづらいですね!
ここからお湯が床下に漏れていました。

銅管ー架橋ポリエチレン管変換アダプターを使用し漏水箇所周辺を更新させて頂き、復旧となりました。

ビル・マンションの漏水原因の大半がこの給湯系統の銅管からの漏水と言って良いと思われます。建物により違う場合も御座いますが、築年が20~25年・それ以前の建物には銅管が使用されている事が多数御座います。
給湯銅管の耐用年数は使用環境により異なりますが15~20年と言われております。ですので築年20年経過している建物で1度も配管の更新等を実施していない建物は耐用年数を超えている可能性が御座いますので漏水発生のリスクを抱えていると言って良いと思われます。

弊社は、給排水設備の様々なトラブルに対してご対応させて頂いております。
ご対応可能かの現地確認等は無料で行っておりますのでお気軽にお問合せ下さい。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

次回をお楽しみに!

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